エディションとライセンス形態

Enterprise Architectには、「エディション」(種類)と「ライセンス形態」の2つの分類があります。

エディションについて

Enterprise Architectには、プロフェッショナル版・コーポレート版・ユニファイド版・アルティメット版の4つのエディションがあります。

各エディションの概要や機能比較は、このページ下部の「各エディションの概要」をご覧ください。

ライセンス形態について

Enterprise Architectのライセンスには、スタンダードライセンス・フローティングライセンス・アカデミックライセンスの3つの形態があります。3つのライセンスは、エディションが同一であれば利用できる機能は同一です。

スタンダードライセンスとフローティングライセンスの説明・違いはこちらのページをご覧下さい。アカデミックライセンス(研究・学習用途向けライセンス)についての詳細は、こちらのページをご覧下さい

エディションとライセンス形態の組み合わせ

エディションとライセンス形態の組み合わせは以下の通りです。

 エディション
プロフェッショナル版コーポレート版ユニファイド版アルティメット版
ライセンス
形態
スタンダードライセンス
フローティングライセンス
アカデミックライセンス×××

各エディションの概要

エディションと利用できる機能の対応・比較は、「Enterprise Architect機能一覧」をご覧ください。
Enterprise Architect機能一覧

プロフェッショナル版

個人・企業問わず、5名程度までのチーム開発・ソースコードの生成や読み込みが必要な設計開発

プロフェッショナル版はソースコードと連携した設計や小規模のチーム開発を想定しています。UMLなどの作図やドキュメント生成に加えて、クラス図からのソースコードの生成やプロジェクトファイルの共有利用が可能です。さらに、OracleやSQL Serverなどのデータベースの解析とDDL(SQL文)の生成にも対応しています。

コーポレート版

5名以上のチーム開発全般

コーポレート版は中規模以上のチームでの利用を想定しています。プロフェッショナル版の全ての機能に加えて、アクセス権・監査・ベースライン・スクリプトなどチーム開発を支援するさまざまな機能を搭載しています。また、プロジェクトをMySQLやSQLServerに配置し、多人数の同時利用や地理的に離れた環境での利用に適したリポジトリ機能が利用できます。

また、コーポレート版ではSysML 1.5を利用できます。SysML 1.5を利用したい場合、コーポレート版(および上位エディション)が必要です。

ご注意:
「コーポレート版」のスタンダードライセンスは他のエディションと同じく、1ライセンスに付き1名のみが利用可能です。他社製品等では「コーポレート版」という名称が、会社などの一定の範囲内で自由に利用できる形態のライセンスを指す場合がありますが、弊社製品は異なります。ご留意ください。
また、「コーポレート版」という名称ですが、個人としての購入も可能です。

ユニファイド版

設計開発全般を通してツールを使いこなしたい場合

コーポレート版で利用できるさまざまな機能に加えて、設計開発を支援するさまざまな追加機能が利用できます。例えば、SysML 1.5では、OpenModelicaやMATLAB/Simulinkと連携するパラメトリック図のシミュレーション機能が利用できます。DMNモデルやBPMNモデルのシミュレーションにも対応します。

ソースコードの生成に関連する機能として、C・C++・Java・C#・VB.NETに対して、ステートマシン図・アクティビティ図・シーケンス図からのコード生成が可能です。作成したBPMNモデルからBPELコードを生成する機能のほか、ビジネスのルール(制約)の定義を行うことで、内部処理(実装)を含むソースコードを出力する機能が利用できます。

フレームワークとの連携としては、ザックマンフレームワークやTOGAFなどのEnterprise Architectureフレームワークを利用した業務・ビジネスの分析設計などを行うことができます。

アルティメット版

アルティメット版では、すべてのエディションのEnterprise Architectの機能が利用できます。さらに、いくつかの特殊な状況で役立つ追加の機能が利用できます。

MDGシリーズの有償アドインも含めて、すべての機能が利用できます。設計開発の全てにおいて、Enterprise Architect製品群を利用したい方にお勧めしますが、ほとんどの場合にはユニファイド版で十分です。
(RaQuest・LemonTree・Redmine連携アドインは含まれません。)

このエディションのみ、アカデミックライセンスもあります。

含まれる記法やフレームワーク・アドイン

各エディションで利用できる記法やフレームワーク・アドインは以下のようになります。「○」は、該当エディションを購入すると利用できる製品・機能です。

 プロフェッショナル版コーポレート版ユニファイド版アルティメット版
SysML 1.5×
Zachman Framework××
UPDM××
TOGAF××
MDG Integration for Office×××
RaQuest
LemonTree
Redmine連携アドイン
どのエディションにも含まれません。これらの製品・アドインを利用する場合には、別途購入する必要があります。

エディションの変更

購入後にエディションをアップグレードできます。ダウングレードはできません。