Prolaborate(プロラボレイト)は、Enterprise Architectのモデル、さまざまな目的に応じて加工しWebブラウザで表示することができるProクラウドサーバのアドイン製品です。想定しているツールの使い分けは以下のようになります。

Enterprise Architect (アプリケーション)
モデルを編集する設計者が利用します。要素やダイアグラムの作成・編集を行います。
Proクラウドサーバ
モデルを格納します。WebEAやProlaborateを利用する場合には必須です。
WebEA
Proクラウドサーバに格納されているモデルをWebブラウザで参照できます。Enterprise Architectを利用している人が使うことを想定し、Enterprise Architectと同じような画面構成を採用しています。
Prolaborate
Proクラウドサーバに格納されているモデルをWebブラウザで参照できます。主にCIOやビジネスアーキテクトなど、Enterprise Architectを利用していない人が使うことを想定し、多くのWebアプリケーションと似た画面構成・操作性を採用しています。

Prolaborateを利用する場合に、WebEAは必須ではありません。併用することもできますし、Prolaborateのみを利用することもできます。

主な機能

機能紹介のページをご覧ください。

必要システム構成 (システム要件)

Prolaborate本体

  • Windows Server 2012/2016/2019 (64ビット版Windows10/11でも動作しますが、非推奨です)
  • メモリ 8GByte以上
  • 2.4 GHz x 4以上のCPU
  • 20GByte以上の記憶領域
  • Prolaborate固有のデータの記録用に、以下のいずれかのDBMS
    (Proクラウドサーバのプロジェクト保存のDBMSを共有利用可能)
    • SQL Server 2008 R2以降
    • SQL Server Express 2008 R2以降
    • MySQL Server 5.6以降
  • Microsoft .Net Framework 4.5以降

購入およびProlaborateのセットアップには、サポートが有効なEnterprise Architectを持っていることが必要です。

連携ツール

  • Enterprise Architect コーポレート版以上のエディション
  • Proクラウドサーバ バージョン5.0以降
    • Proクラウドサーバの有償ライセンスが必要です。下記「購入」をご覧ください。
    • ProlaborateからFEAP/QEAファイルのプロジェクトには接続できません。

エディション

Prolaborateには以下の3つのエディションがあります。

機能 エディション
スモールサーバ版 チームサーバ版 エンタープライズサーバ版
ユーザーアカウント数* 10 100 無制限
基本機能
(ダッシュボード・ダイアグラムや要素の表示・アクセス権)
設計支援
(ディスカッション・レビュー)
他ツールとの連携 ×**
アカウントなし参照 ×**
シングルサインオン ×**
待機サーバ用ライセンスの発行*** × ×

*: 作成できるユーザーアカウント(ID)の数です。1名の利用者につき1つのユーザーアカウントが必要です。
**: 別売りのプラグインライセンスで利用可能になります。1つのプラグインライセンスで、いずれか1つの機能を有効にできます。
***:主となるサーバの停止時に利用する代替サーバのためのライセンスを発行できます。主となるサーバとの同時利用はできません。

評価

ご購入前にProlaborateを評価することができます。Proクラウドサーバのチームサーバ版あるいはエンタープライズサーバ版をご利用中の方は3ヶ月、それ以外場合には1ヶ月の評価ライセンスを発行できます。
(Proクラウドサーバのチームサーバ版あるいはエンタープライズサーバ版を利用していない場合には、Proクラウドサーバの評価ライセンスも同時発行できます。ご依頼ください。)

なお、評価版で構築したProクラウドサーバの環境およびProlaborateの環境は、製品ライセンスを適用することで継続利用できます。

評価については、サポート窓口にお問い合わせください。

購入

購入方法は、Enterprise ArchitectやProクラウドサーバと同じです。ダイレクト購入・パッケージ購入のどちらも可能です。

Enterprise Architectを既に利用している状況で、Prolaborateを導入する際に必要となるライセンスは以下の通りです。

  • Proクラウドサーバ チームサーバ版あるいはエンタープライズサーバ版を利用中
    • 登録するユーザーアカウント数が作成可能なProlaborateのライセンス※
  • Proクラウドサーバ トークンを利用中
    • 必要数の追加トークン
      Proクラウドサーバをトークンで利用する場合の、必要となるトークン数は次の合計となります。
      • Prolaborateに登録するユーザーアカウントと同数のトークン
      • Prolaborateで利用するプロジェクトと同数のトークン
    • 登録するユーザーアカウント数が作成可能なProlaborateのライセンス※
  • Proクラウドサーバを利用していない、あるいはProクラウドサーバのライセンスを購入せず利用中
    • Proクラウドサーバ チームサーバ版・エンタープライズサーバ版・トークン のいずれか
    • 登録するユーザーアカウント数が作成可能なProlaborateのライセンス※

※: 例えば、ユーザーアカウントを20個登録したい場合には、スモールサーバ版を2つ購入してください。