GSN (Goal Structuring Notation)の作成について
GSN (Goal Structuring Notation)とは?
GSN (Goal Structuring Notation)は、システムが達成すべき目的や性質について、その達成を導く方法・思考を可視化する際に用いる記法です。
なお、ここで紹介するGSNは「GSN COMMUNITY STANDARD VERSION 1」に基づいています。このドキュメントは「http://www.goalstructuringnotation.info/」から取得できます。
GSNのインストール
このページ下部からダウンロードできるアドインをインストールすると、GSN (Goal Structuring Notation)が利用できるようになります。すべてのエディションで利用できます。バージョン14.0以降で動作します。
GSNの利用方法
操作方法
まず、ダイアグラムの新規作成で「GSN図」を作成してください。
すると、ツールボックスには「goal」など、GSNで利用する要素が表示されます。
Enterprise ArchitectのGSNでは、最上位のゴールを作成し、クイックリンク機能で分解していく使い方を想定しています。そこで、まずツールボックスから「goal」を配置し、名前を入力します。名前を変更するには、プロパティ画面(ダブルクリック)を利用するか、あるいは要素を選択してF2キーを押して下さい。以下の図は、goalを1つ、ツールボックスから配置し、名前を設定した状態です。
このGSNの作図では、クイックリンク機能を利用する事を想定しています。作成した事象を選択すると右上に表示される矢印をドラッグし、次の要素の作成位置でドロップして下さい。作成可能な要素の種類がメニューとして表示されます。goalの場合には、strategyやcontextなどが表示されます。作成したい項目を選択して下さい。
「共通」「依存」「追跡」「情報フロー」の項目は、常に表示されます。これらの項目は無視してください。
以下、クイックリンク機能を使って、さらに記述していきます。クイックリンクのルールは、上位から下位に記述する場合を想定していますが、既存の項目間に関係を追加する場合にも利用できます。例えばstrategyからcontextを作成する場合には、自動的にInContextOf(白抜き矢印)が作成されます。
要素をダブルクリックすると、以下のプロパティ画面が表示されます。ID欄に入力した内容は、要素の上あるいは左上に表示されます。名前欄では、文字列を改行できます。
goalの場合に限り、「undeveloped」のチェックボックスが表示され、undevelopedGoalかどうかを切り替えることができます。
GSNアドインについて
GSNアドインは、以下のURLからダウンロードして下さい。
addin_GSN.zip
(ダウンロードの際にはサポートIDの入力が必要です。)
インストール方法はこちらをご覧下さい。