SysMLのモデリング

Enterprise Architectのコーポレート版・ユニファイド版・アルティメット版のいずれかを利用すれば、SysML 1.1〜1.5に対応したモデリングを行うことができます。SysMLは、システムレベルの設計のための汎用的なモデリング言語で、UMLをベースとしています。単なるシステムの設計だけでなく、動作や機能をあわせて表現することができます。また、システムの機能面での要求とその要求を実現する要素との関係や、ハードウェアの構成なども考慮されたモデリング言語です。

Enterprise Architectでは、SysML 1.1〜1.5で定義されている9つの全てのダイアグラムが利用できます。
(Enterprise Architectでは、SysML1.4と1.5は統合されています。SysML1.4を利用したい場合には、SysML1.5のダイアグラムを作成し利用してください。)

パラメトリック図のシミュレーション

SysML 1.1〜1.5でのモデリングに加えて、パラメトリック図のシミュレーション機能を利用することができます。

(サンプルのパラメトリック図)

(サンプルをシミュレーションした結果をグラフで表示)

シミュレーション結果は、上の図のようにグラフとして表示するほか、CSVファイルとして出力することもできます。この機能を利用することで、作成したモデルの段階で問題点がないかどうかを、モデルの内容を変更したりモデルに適用する値を変更したりしてシミュレーションすることができます。この機能の動画デモはこちらをご覧下さい(Youtube)。この機能の使い方に関するドキュメントのダウンロードはこちらから

OpenModelicaと連携したシミュレーション

OpenModelicaと連携しブロック図・内部ブロック図・パラメトリック図で定義した内容を元にシミュレーションを実行することもできます。この機能を利用するには、ユニファイド版・アルティメット版のいずれかが必要です。

日本語版の独自の拡張について

SysMLについて、開発元(オーストラリア)とは別に、日本で独自の機能追加を行っています。この拡張には以下の内容が含まれます。

  • 要求の関係表をExcel形式で出力
  • 要求要素やポート要素・プロパティ要素などをダブルクリックした場合に、独自のプロパティ画面を表示
  • ブロック要素について、初期値で表示される区画の指定機能
  • ポート要素につながるコネクタの位置調整機能
  • その他、いくつかのモデル作成支援機能

SysMLのドキュメント

SysMLを利用する際のモデリング方法は、基本的にはUMLと共通です。PDFドキュメント「ゼロからはじめるEnterprise Architect」や、「Enterprise Architect入門セミナー」で説明する操作方法が役に立ちます。

SysMLに固有の操作につきましては、 PDFドキュメント「SysMLに関する操作方法について」もご活用下さい。

利用できるSysMLのバージョン

利用できるSysMLのバージョンは、Enterprise Architectのバージョンに依存します。例えばSysML1.5を利用したい場合には、Enterprise Architect バージョン14.0以降が必要です。

必要システム構成

SysMLを利用するには、バージョン14.0以降のコーポレート版・ユニファイド版・アルティメット版のいずれかが必要です。

プロフェッショナル版とアドイン製品「MDG Technology for SysML」の組み合わせでもSysMLを利用可能ですが、コーポレート版の価格と大きな差はありません。コーポレート版で利用可能となる機能が多い点や、将来アップグレードする場合の費用面の点から、コーポレート版(以上)のご購入をお勧めします。

ダイレクト購入・スタンダードライセンスでの価格例:
・プロフェッショナル版 + MDG Technology for SysML → 39,000円
・プロフェッショナル版をコーポレート版にアップグレード → 上記の費用に追加して、さらに15,500円
・コーポレート版 → 40,000円

参考情報: エディションおよび機能一覧

また、上記「日本語版の独自の拡張について」の内容を利用する場合には、Microsoft .NET Framework4.0ランタイムが必要です。上記「日本語版の独自の拡張について」の機能が対応するSysMLのバージョンは1.3および1.5です。

評価について

SysMLの機能を評価したい場合には、評価版の起動時に表示されるエディションの選択画面で、プロフェッショナル版以外を選択して下さい。

なお、上記の「日本語版の独自の拡張」は、日本語評価版にのみ含まれます。