有償追加サポートについて
スパークスシステムズ ジャパンでは、製品を購入したお客様向けにさまざまなサポート(標準サポート)を提供しています。標準サポートの範囲では、個別のお客様向けのアドイン作成やカスタマイズなどは行っていません。標準サポートの範囲を超えた対応が必要な場合には、以下のような有償追加サポートをご利用ください。
- アドイン・アプリケーション作成
- 弊社作成のアドインの優先機能追加
- コード生成テンプレート作成
- ソースコードのリバースエンジニアリング(読み込み)のルール変更
- DOCX・PDF・RTFドキュメントテンプレート作成
- 独自インストーラの作成
- 公開終了したインストーラのダウンロード
- MDGテクノロジー作成(UMLモデル拡張)
- 電話による対応
- 時間外の対応
- ツールコンサルティング
- セミナー実施
注意点
- 納品物があるサービスの場合には、3ヶ月の瑕疵担保期間があります。瑕疵担保には、事前に合意した内容に含まれる範囲の修正・改善のみが含まれます。
- カスタマイズやアドイン作成では、動作保証・テスト実施対象の製品のビルドは、原則として発注時の最新ビルドとなります。
- この有償追加サポートを利用する場合には、原則として対象製品の標準サポートが有効である必要があります。
- 価格は内容・条件によって変わります。お見積もりが必要な場合には、ご要望を確認しながらご提案いたしますので、お問い合わせください。参考価格には消費税を含みます。
有償追加サポートで提供できる内容につきまして、「ご希望の内容を実現可能かどうか」「想定されるおおよその費用・期間などを知りたい」などのようなご質問・ご不明点がある場合には事前のご相談も受け付けております。回答のためにはご希望内容の確認が必要となります。メールでのご対応の他、オンライン会議ツールでの打ち合わせの実施も可能です。詳細はお問い合わせください。
有償追加サポートの各内容の概要説明
(16分36秒・音声あり)
アドイン・アプリケーション作成
内容
お客様のご要望を元に、Enterprise ArchitectのAPI・アドインの仕組みを利用したアプリケーション・アドインの作成を弊社で行います。
例えば、以下のような機能拡張・追加が考えられます。
- 要素をダブルクリックしたときに表示されるプロパティ画面を、独自のものに変更したい
- モデルの内容を特定の形式(例:Excel)で出力したい・既存の外部データを読み込んでモデルを自動生成したい
- モデルの情報を出力し、他のツールと連携したい
- 要素の作成において、いくつかの要素を作成できないようにしたい
- Enterprise Architectのモデル評価機能で、独自のモデル評価ルールを追加したい
- スパークスシステムズ ジャパンが作成した有償製品(RaQuest/Redmine連携アドイン)やアドインを元にした独自製品・アドインを作成したい
(弊社作成のアドインの優先機能追加もご覧ください。)
納品物
- バイナリファイル
(アプリケーション・アドインを作成するプログラム言語は、原則として弊社が決定します。) - ドキュメント(使用マニュアル・設計書)
- テスト項目・テスト実施結果
- 簡易インストーラ(バッチファイル(bat)形式)
注意事項
- 開発するアドインの著作権は弊社に帰属します。
(発注者に著作権が帰属する場合には、請負契約での実施となります。その場合には、この項目に記載の内容・価格体系とは異なります。) - 事前に機能仕様書を作成し、その内容で作成します。機能仕様書に記載の内容・条件と異なる点(瑕疵)がある場合は、納品後6ヶ月以内の対応とします。
オプション
以下のオプションを追加できます。
- msi形式のインストーラ作成 (WiX Toolset使用)
(Enterprise Architectを含めたインストーラを作成する場合には独自インストーラ作成サービスと組み合わせてください。) - ソースコードの提供
(弊社が作成した連携製品やアドインの独自拡張の場合には、ソースコードの提供オプションは選択できません。) - 保守
保守には以下の項目が含まれます。 - 保守期間内の最新バージョンおよび最新ビルドでの動作確認・動作しない場合の修正対応
- 機能仕様書に記載の範囲外の微修正
例: - 文言の修正
- 画面レイアウトの微調整
- 作成プログラム言語指定
以下の言語・Visual Studioバージョンから選択可能です。 - C# (Visual Studio 2013以降)
- VB.NET (Visual Studio 2013以降)
- 弊社が作成した連携製品やアドインの独自拡張の場合には、言語は選択できません。
- 作成するアプリケーション・アドインの内容や規模によっては、追加料金で納期短縮が可能な場合があります。
費用
22万円〜。作成するアプリケーション・アドインの内容や規模により変わります。
オプションの価格は以下の通りです。
- msi形式のインストーラ作成 (WiX Toolset使用) : 11万円
- ソースコードの提供 : 作成費用の50%
- 保守 (12ヶ月) : 作成費用の20%
- 作成プログラム言語指定 : 作成費用の25% (「ソースコードの提供」のオプションを選択時のみ指定可能)
- 納期短縮 : 実施内容に依存します。作成費用の50%〜。
費用と納期の例
1. 独自プロパティ画面
特定の1つの種類の要素について、独自のプロパティ画面を作成します。プロパティ画面には、事前にお客様が指定した5つまでの属性(例:名前・別名・ステレオタイプ・可視性・ノート)の表示・編集と保存が可能です。
→44万円・納期1ヶ月
属性を1つ追加すると+2.2万円です。
2. Excel出力
指定したパッケージに含まれる要素について、Excelファイルに出力します。Excelファイルには、事前にお客様が指定した10個までの属性を出力します。
→44万円・納期1ヶ月
3. 特定要素の作成の不許可
指定した種類の要素をツールボックスから作成しようとした際に、エラーメッセージを表示し、作成できないようにします。
→22万円・納期0.5ヶ月
4. モデルの内容チェック
作成した全ての要素について、事前に指定した項目に内容が入力されているかをチェックし、問題のある要素をサブウィンドウに出力。出力した内容をクリックすると、その要素が配置されている図を開く。
→88万円〜132万円・納期3ヶ月
弊社作成のアドインの優先機能追加
弊社が公開・提供しているアドインについて、お客様が希望する機能追加を優先的に実施します。機能追加のご希望をアドインの標準機能として反映し、追加した機能は全てのお客様が利用できます。必要な機能をお客様専用で作成する(上記の「アドイン・アプリケーション作成」)よりは安価に機能追加を実現できます。また、機能追加予定がない場合などに、優先的・早期に機能追加を実現できます。
注意事項
- 機能追加の内容が、ご依頼のお客様のみが利用する機能であり汎用的ではないと弊社が判断する場合には、この方法は選択できません。
- 保守(新バージョンでの動作確認など)は弊社で行います。そのため、保守費用は発生しません。
- 機能追加に関して発生する費用(上記の「アドイン・アプリケーション作成」の場合の費用)のうちの25%をお客様にご負担いただきます。
- 開発する機能について、著作権を含め全ての権利は弊社に帰属します。
- ご希望内容によっては、弊社作成の連携製品(RaQuest・Redmine連携アドイン)についてもこの方法が適用できます。
コード生成テンプレート作成
内容
Enterprise Architectのソースコードの生成結果は、テンプレートを編集することで変更可能です。このコード生成テンプレートのカスタマイズあるいは新規作成を弊社で行います。
(DDLを生成するためのDDL生成テンプレートのカスタマイズについても同様にお請けできます。)
納品物
XMLファイル形式のテンプレートのデータです。「リファレンス情報の読み込み」機能でプロジェクトファイルに読み込みます。
費用
- 既存のコード生成テンプレートのカスタマイズ : 11万円〜
- Enterprise Architectが対応していない言語への対応 : 110万円〜
費用と納期の例
C言語で、独自のキーワード"vector"を出力するために、クラスの操作のタグ付き値に"vector"の値が設定されている場合には、ソースコードにキーワード"vector"を出力する
→11万円・2週間
ソースコードの読み込み(リバースエンジニアリング)のルール変更
内容
Enterprise Architectの機能としてソースコードの読み込みのルールをカスタマイズするための仕組みは存在しますが、このカスタマイズについての詳細は非公開・サポート対象外となっています。標準でソースコードからモデル(クラス図)に反映されない場合について、モデルに反映されるように読み込みのルールのカスタマイズを実施します。
作成には、対象となるソースコードのサンプルが必要です。また、コード生成テンプレートをカスタマイズしている場合には、そのテンプレートを含むプロジェクトファイルのサンプルが必要です。
なお、機能の仕組み上、対応できない場合も少なからず存在します。場合によっては事前に弊社である程度の調査を行い、技術的に対応可能かどうか確認いたします。
納品物
XMLファイル形式のMDGテクノロジーファイルです。特定のディレクトリに配置することで利用可能になります。
費用
- 特定のキーワードを解釈し、操作(メソッド)のタグ付き値に格納する : 22万円〜
- 独自にカスタマイズした、コメント(ノート)部分を適切に解釈する : 44万円〜
費用と納期の例
C言語のソースコードをリバースするときに、標準のルールではエラーとなるキーワード"vector"を適切に解釈し、タグ付き値としてキーワードの有無を保存するカスタマイズ
→22万円・2週間
DOCX・PDF・RTFドキュメントテンプレート作成
内容
DOCX・PDF・RTFドキュメントの生成機能のテンプレートの作成を弊社で行います。
テンプレートの作成のためには、テンプレートの作成の元になるプロジェクトファイル(設計モデルの構成の例と、出力するドキュメントの例(既存の仕様書など)をいただきます。頂いたデータを元に、テンプレートが作成可能かどうか調査いたします。
納品物
XMLファイルの形式のドキュメントのテンプレートデータです。「リファレンス情報の読み込み」機能でプロジェクトファイルに読み込みます。ドキュメントのテンプレートからは、DOCX・PDF・RTFの3つの形式でドキュメントの出力が可能です。
費用
1テンプレートにつき33万円〜
独自インストーラの作成
内容
Enterprise Architectなどスパークスシステムズ ジャパン製品の標準インストーラをカスタマイズし、以下のような変更を行った独自のインストーラを提供します。インストーラはWiX Toolsetを利用して作成します。
- 各種オプションの既定値の変更
- 弊社提供アドインの有効化/無効化・独自アドイン※の追加
- 独自モデルテンプレート※の追加
- 新規プロジェクトファイル作成時のテンプレートの独自カスタマイズ※
- 既存MDGテクノロジーの有効化/無効化・独自MDGテクノロジーの追加※
- インストール位置の変更
- フローティングライセンスのサーバー位置の指定
(※上記の内容について、独自アドインなど独自の情報はお客様自身が作成します。費用には含まれません。)
納品物
インストーラのmsiファイルです。インストーラを作成するための定義ファイルなどは納品物に含まれません。
費用
- 1回のみ作成(特定の1つのビルドに対して作成) : 22万円〜
- 定期的に、最新ビルドで作成 : 66万円(年3回)〜
公開終了したインストーラのダウンロード
Enterprise Architectおよび関連製品は、リリースから5年が経過すると公開終了となり、インストーラをダウンロードすることはできません。何らかの理由で公開終了したインストーラをダウンロードし、古いバージョン・ビルドの製品を利用したい場合に、有償にてダウンロード可能になるように対応します。
このサービスは、公開終了した古いバージョンを継続利用していて、ライセンス数が不足し追加購入する場合の利用を想定しています。標準サポートの範囲では、公開終了したバージョンのインストーラはダウンロードできません。一方で、他のサポートIDで取得したインストーラの利用は使用許諾契約違反となります。このサービスを利用することで、使用許諾契約違反にならずに、公開終了したバージョンを利用できます。
内容・条件
- 標準サポートが有効であることが必要です。サポートが終了した方がインストーラをダウンロードするためのサービスではありません。
- リリースから5年以上が経過し公開終了している、指定の1つのバージョン・ビルドをダウンロードできるようになります。(リリースから5年以内のバージョン・ビルドは、標準サポートの範囲でダウンロードできます。)
- ダウンロード可能な期間は、発注時点で有効な、お客様が指定するサポートIDと同じになります。そのサポートIDを使ってダウンロードできるように手配します。
- ダウンロードしたインストーラは、原則としてお客様が指定するサポートIDに紐付くライセンスで利用できます。他のライセンスへの流用・インストーラの再配布は使用許諾契約違反になります。ただし、サポート再開不可能なライセンスに対してもインストーラを共用したい場合に限り、下記費用の追加にて対象に含めることができます。
- このサービスはインストーラのダウンロードのみで、古いバージョンの動作保証やサポート対応を行うものではありません。
- インストーラがダウンロード可能となった後、対象のバージョン・ビルドを変更する場合には、このサービスの追加購入となります。
- アカデミックライセンスは対象外です。
費用
ダイレクト購入の場合には、1つのインストーラについて、指定するサポートIDに紐付くライセンス1つにつき以下の費用となります。どのエディションでも同額です。
- スタンダードライセンス: 10,560円
- フローティングライセンス: 14,520円
例
- 4本のスタンダードライセンスが紐付くサポートIDで公開終了したバージョンの2つのビルドのインストーラを利用したい場合、費用は84,480円(10,560 x 4本 x 2インストーラ)になります。
- 2本のサポート再開不可能なスタンダードライセンスを利用していて、3本のスタンダードライセンスを追加購入し、かつ全体でインストーラを利用できるようにする場合、このサービスの費用は52,800円(10,560 x 5本)になります。
MDGテクノロジー作成(UMLモデル拡張)
内容
Enterprise Architectでは、強力なカスタマイズ機能があり、ダイアグラム(図)に表示される要素の種類・外見(書式)などを独自にカスタマイズし、UML以外の表記方法を追加できます。また、追加した要素に対して、クイックリンク機能のルールを定義できます。このような独自のモデル拡張のカスタマイズの実施を弊社で行います。
納品物
カスタマイズを実施したMDGテクノロジーのXMLファイルです。特定のディレクトリに配置することで利用可能になります。
費用
- 新規の記法への対応 : 110万円〜
- 既存の記法のカスタマイズ : 11万円〜
費用と納期の例
既存のBPMN1.1をカスタマイズし、不要なタグ付き値を削除する
→22万円・1ヶ月
電話による対応
内容
電話での対応を行います。1つの「インシデント」につき1件の内容・対応となります。事前にメールにてご依頼を頂き、内容・対応範囲について決定・合意した後に、電話での対応を行います。対応時間は弊社営業日の9時〜17時となります。
内容については、弊社製品に関することであれば、特に制限はありません。ご購入方法や製品展開方法などのご相談や、メールでのやりとりではなく電話でやりとりをしたい場合のご利用も可能です。
費用
事前に「インシデント」の購入が必要です。インシデントは購入後1年間有効です。事前に合意した内容・範囲を超える場合には、追加の「インシデント」が必要となります。
ダイレクト購入の場合には、1つの「インシデント」の価格は4.4万円です。
時間外の対応
内容
標準サポートの対応時間(弊社営業日の9時〜17時)の範囲外の時間における対応を行います。対応待機時間に応じて、「インシデント」が必要となります。事前(原則として1週間前まで)に連絡を頂いて時間を決定し、その時間についてサポート要員が対応できるように待機します。実際に対応を行わなくても、インシデントを消費します。対応方法は、電子メールのみとなります。
費用
事前に「インシデント」の購入が必要です。インシデントは購入後1年間有効です。
- 弊社営業日の7時〜9時・17時〜21時: 3時間待機につき「1インシデント」が必要です。
- 弊社営業日以外の7時〜17時: 3時間待機につき「1インシデント」が必要です。
- 21時〜翌日の7時: 2時間待機につき「1インシデント」が必要です。
ダイレクト購入(弊社からの直販・先払い)の場合には、1つの「インシデント」の価格は4.4万円です。
ツールコンサルティング
ツールコンサルティングにつきましては、別ページの詳細説明をご覧ください。
セミナー実施
内容
ツールの標準サポートを超える範囲のセミナーを実施します。一例として、具体的な書籍を題材にし、その書籍内のモデルを作成する演習を行います。適宜、モデル内容についての書き方の解説や便利な機能の紹介などを行います。
また、以下の場合も有償追加サポートでの対応が可能です。
- 無料での実施条件を満たさない場合に出張セミナーを実施する場合
- 出張セミナー・個別セミナーを複数回実施したい場合
- 弊社実施のセミナーのうち、「Enterprise Architect入門セミナー」「Enterprise Architect続・入門セミナー」「Enterprise Architect活用セミナー」以外のセミナーの実施
費用
13時〜17時(途中休憩15分)・20名以下の場合で22万円〜。内容や参加人数によって費用は変わります。開催場所により、弊社規定の交通費・宿泊費(宿泊が必要な場合)が別途必要となります。費用は実施前の先払いとなります。
(オンラインでの実施も可能です。オンライン実施の場合も費用は変わりません。)
有償追加サポートで提供できる内容につきまして、「ご希望の内容を実現可能かどうか」「想定されるおおよその費用・期間などを知りたい」などのようなご質問・ご不明点がある場合には事前のご相談も受け付けております。回答のためにはご希望内容の詳細な確認が必要となります。メールでのご対応の他、オンライン会議ツールでの打ち合わせの実施も可能です。詳細はお問い合わせください。