LemonTreeバージョン2.0の新機能のご紹介

ここでは、LemonTreeバージョン2.0の主な新機能についてご紹介します。


フローティングライセンスに対応

これまで利用者固定のユーザライセンスを提供していましたが、LemonTreeバージョン2.0よりフローティングライセンスおよびフローティングライトライセンスの提供を開始いたします。

フローティングライセンスおよびフローティングライトライセンスの主な特徴

  • LemonTreeのためのライセンスサーバの構築が必要です。Enterprise Architectのフローティングライセンスのライセンスサーバとは別のプログラムとなります。
  • LemonTreeをインストールする人数に制限はありません。1ライセンスにつき、同時に1名がLemonTreeを起動・利用できます。
  • LemonTreeを利用するマシンとライセンスサーバは常時接続している必要があります。
    (※バージョン2.2.0よりオフラインでも利用できるようになりました)
  • ライセンス利用にあたり「最低利用時間」があります。もし、最低利用時間よりも短い利用時間で利用を終了したとしても、最低利用時間が経過するまではそのライセンスを他の人が利用することはできません。
    • フローティングライセンス: 30分
    • フローティングライトライセンス: 12時間
    フローティングライセンスとフローティングライトライセンスは、上記の最低利用時間以外の違いはありません。

    フローティングライセンスの利用例:
    • LemonTreeを起動し、プロジェクトの差分を比較。5分で利用を終了し、LemonTreeを閉じた場合
      → 最低利用時間が経過するまでの残り25分の間は、そのライセンスは他の人は利用できません。
    • LemonTreeを起動し、プロジェクトの差分を比較。40分で利用を終了し、LemonTreeを閉じた場合
      → そのライセンスは、すぐに別の人が利用できます。

    ただし、1台のマシンで最低利用時間内にLemonTreeの起動・終了を繰り返した場合、ライセンスの利用開始時刻は最後にLemonTreeを起動した時刻となります。また、1台のマシンでLemonTreeを複数起動した場合も、ライセンスの利用開始時刻は最後にLemonTreeを起動した時刻となりますのでご注意ください。
  • ライセンスサーバの詳細につきましてはマニュアルをご参照ください。


マージ結果の図を表示

ダイアグラムビューでマージ結果の図を表示できるようになりました。選択した差分がどのようにマージ後に影響するかを
視覚的に確認することができます。


プロパティビューの追加

これまでツリービューで表示していたプロパティ情報を、独立した「プロパティビュー」でまとめて表示するようになりました。
これにより、ツリービューではプロジェクト内での図や要素等の対象のみを階層的に表示することになり、図や要素の探索が容易になります。


ダイアグラム上のみの差分表示

画面左側にあるダイアグラムの差分一覧でダイアグラム上のみの差分を把握できるようにしました。
これにより、ダイアグラム上のみの要素の変更(位置・サイズなど)や削除(実体は残っている状態)の把握が容易になります。


作業状況の保存と読み込み

LemonTreeでの作業中の以下の情報をファイルに保存・読み込みができるようになりました。
 ・比較対象のファイル
 ・マージの選択状況
 ・レビューの状況
 ・適用しているフィルタ
これにより、差分の比較やマージに時間がかかる場合でも、作業中の状況を保存し、後から作業を再開することができます。
また、自分の担当範囲を確認後、他者へ作業状況を引き継ぐことができます。


フィルタ機能の強化

画面左側にある差分一覧において、さまざまな条件で一覧の内容をフィルタできるようになりました。
単純な文字列フィルタだけでなく、たとえば以下のようなフィルタが可能です。
 ・追加・更新・削除などの操作分類
 ・競合のみ
 ・ダイアグラム内での変更は対象外
 ・レビュー済み
また、複合条件も設定可能で、設定したフィルタを保存して再利用することもできます。