SysMLのモデリング
Enterprise ArchitectはSysML1.1/1.2にも対応したモデリングツールです。Enterprise Architectとアドイン「MDG Technology for SysML」を利用すれば、SysML1.1/1.2に対応したモデリングを行うことができます。SysMLは、システムレベルの設計のための汎用的なモデリング言語で、UMLをベースとしています。単なるシステムの設計だけでなく、動作や機能をあわせて表現することができます。また、システムの機能面での要求とその要求を実現する要素との関係や、ハードウェアの構成なども考慮されたモデリング言語です。
このアドイン製品とEnterprise Architectを組み合わせると、SysML 1.1/1.2で定義されている9つの全てのダイアグラムが利用できます。
内部ブロック図の例
パラメトリック図のシミュレーション
Enterprise Architect Suiteシステムエンジニアリング版(あるいはアルティメット版)を利用すると、SysML1.1/1.2でのモデリングに加えて、パラメトリック図のシミュレーション機能を利用することができます。(Enterprise Architect Suiteシステムエンジニアリング版を購入すれば、アドイン「MDGTechnology for SysML」の機能も利用できます。)
(サンプルのパラメトリック図)
(サンプルをシミュレーションした結果をグラフで表示)
シミュレーション結果は、上の図のようにグラフとして表示するほか、CSVファイルとして出力することもできます。この機能を利用することで、作成したモデルの段階で問題点がないかどうかを、モデルの内容を変更したりモデルに適用する値を変更したりしてシミュレーションすることができます。この機能の動画デモはこちらをご覧下さい。この機能の使い方に関するドキュメントのダウンロードはこちらから
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拡張機能について
このアドイン「MDGTechnology for SysML」について、開発元(オーストラリア)とは別に、日本で独自の拡張を行い、「MDGTechnology for SysML 2.0」として提供しています。この拡張機能を利用すると、以下の機能を追加できます。
- ブロック要素・制約ブロック要素などに、追加の区画を表示
(区画の指定はダイアグラムごとに設定可能) - 要求の関係表を表示
- 要求要素やフローポート要素などをダブルクリックした場合に、独自のプロパティ画面を表示
- フローポート要素のプロパティを変更した場合に、コネクタで接続されている別のフローポート要素との整合性を確保(フローポート仕様・向き等)
- その他、いくつかのモデル作成支援機能
この拡張機能を利用するには、Enterprise Architect9.3ビルド930以降が必要です。
SysMLのドキュメント
ICONIXプロセスの提唱者であるDoug Rosenberg氏による、SysMLを利用した設計プロセスのドキュメント「SysMLを利用した組み込みシステムの設計開発」を公開しています。ダウンロードはこちらから(PDF)。
動作環境
SysMLのモデリングを行う場合には、以下のいずれかが必要です。
- 「パラメトリック図のシミュレーション機能」が必要な場合
→Enterprise Architect Suite アルティメット版あるいはシステムエンジニアリング版
(アドイン「MDG Technology for SysML」はEnterprise Architect Suiteに含まれます。)
- SysMLのモデルを作成できればよい場合
→Enterprise Architect(9.3以降) プロフェッショナル版以上 + アドイン製品「MDG Technology for SysML 2.0」
上記の「拡張機能」を利用する場合には、さらに以下のものが必要です。
- .NETフレームワーク2.0 ランタイム
価格と購入について
ダウンロード版の価格はこちらをご覧下さい。パッケージ版はオープン価格です。ダウンロード版とパッケージ版の違いは、こちらのページをご覧ください。
購入方法や支払方法など購入に関する概要はこちらでご説明しています。
評価版について
SysMLの機能を評価したい場合には、インストール時の機能選択で「SysML」を選択してインストールし、さらにEnterprise Architect評価版の起動時に表示されるエディションの選択画面で、「システムエンジニアリング版」を選択して下さい。アドイン「MDG Technology for SysML」のインストールは不要です。