SysMLデータプロジェクトでユースケースの場合の、RaQuest-EA連携機能

サポート宛にいただきましたご質問の要約です。

○ご質問
以前教えて頂きました、https://www.raquest.jp/products/cooperate_with_ea1.htm の「UML要素の要求の参照」で、UML要素の設定にクラスではなくユースケースを指定しています。
また、RaQuestの設定でSysMLデータプロジェクトをオンにしています。
この場合は、EAにてプロパティによる参照は不可なのでしょうか？(RaQuestでの設定がEAにて反映されない)

○回答
現在のRaQuest・EAにおいては、RaQuestのプロジェクトオプション「SysMLデータプロジェクト」がオンの場合で、UML要素の対象がユースケース要素の場合は、ご指摘のように、EAのプロパティダイアログの要求グループには表示されません。

EAのプロパティダイアログの要求グループへの外部の要求の表示条件としては、下記URLのヘルプ記載のように、「要求要素と対象の要素を実現の接続で結んだもの」となります。
https://www.sparxsystems.jp/help/16.0/responsibilities.html

しかし、RaQuestのSysMLデータプロジェクトでは、下記URLのヘルプのように「ユースケースとの関係：ステレオタイプ refine の依存線」となります。
https://www.raquest.jp/help/sysmldataproject.html
これは、SysMLの仕様に準拠のためですので、変更は困難です。

以下いずれかで対応頂けるかご確認頂けますようお願いいたします。

A. RaQuestで「SysMLデータプロジェクト」をオンにしない
（以下URLのヘルプ記載のように「一旦SysMLデータプロジェクトに指定すると、戻すことはできません。」ご了承お願いいたします。）
https://www.raquest.jp/help/questionsysmldataproject.html

B. EAで「プロパティダイアログの要求グループ」で参照するのではなく、下記URLのヘルプの接続ブラウザサブウィンドウもしくは、トレーサビリティサブウィンドウ等で、関連する要求を確認

◇接続ブラウザサブウィンドウ
https://www.sparxsystems.jp/help/16.0/linktab.html
◇トレーサビリティサブウィンドウ：
https://www.sparxsystems.jp/help/16.0/hierarchy.html


モデルの要素間の関連につきましては、EAにおいては以下の機能もありますので、ご確認頂けましたら幸いです。

◇トレーサビリティに関連する機能
https://www.sparxsystems.jp/help/16.0/traceability_tools.html

◇モデルのトレーサビリティ
https://www.sparxsystems.jp/products/EA/tech/Traceability.htm

◇関係する要素の追加
https://www.sparxsystems.jp/help/16.0/insertrelatedelements.html


以上ご確認よろしくお願い致します。