トレーサビリティサブウィンドウ

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トレーサビリティサブウィンドウ

トレーサビリティサブウィンドウは、現在選択されている要素と関係のある、他の要素を表示します。

 

 

要素が選択されると、その要素はトレーサビリティサブウィンドウのツリーの最上位に表示されます。ダイアグラムが選択されると、そのダイアグラムに配置されている全ての要素がトレーサビリティサブウィンドウ内に表示されます。要素を調査する場合に、どちらかの方法で対象の要素を表示させます。

 

利用手順:

リボン

モデル > 要素 > トレーサビリティ

キーボード

Ctrl + 7

 

 

トレーサビリティサブウィンドウのツールバー

オプション

説明

モデルブラウザ内の位置を表示

このボタンをクリックすると、選択している要素のモデルブラウザ内での位置を表示します。

関係する要素のプロパティを表示

このボタンをクリックすると、選択されている要素のプロパティダイアログを表示します。

利用されているダイアグラム

このボタンをクリックすると、選択されている要素が利用されているダイアグラムを表示します。

(ショートカットキー: Ctrl+U)

(対象の接続の指定)

このボタンを押すと、以下の項目が表示されます。項目のチェックを外すことで、指定した種類の接続は関係の追跡の対象外となります。

項目

説明

汎化

汎化の関係を階層構造に表示します。

集約

集約の関係を階層構造に表示します。

ネスト

ネストの関係と、モデルブラウザ内での要素の親子関係を階層構造に表示します。

実現

実現の関係を階層構造に表示します。

依存・追跡

依存・追跡・抽象化の関係を階層構造に表示します。

遷移

遷移・コントロールフロー・オブジェクトフローの関係を階層構造に表示します。

その他の接続

以下の接続について、関係を階層構造に表示します。

  • 関連
  • 利用
  • 委譲
  • アセンブリコネクタ
  • 配置
  • 情報フロー
  • マニフェステーション

分類子

要素の分類子・インスタンスの関係を階層構造に表示します。

付属要素の再利用

ポート要素とパート要素について、利用されている関係を階層構造に表示します。

変換元/先

変換機能を利用した場合の、変換元・変換先の関係を階層構造に表示します。

相互参照

要素間の相互参照の関係を階層構造に表示します。

タグ付き値の参照

要素のタグ付き値に、他の要素を参照として保持している場合(RefGUID型)の関係を階層構造に表示します。

完全修飾名

要素の名前を、名前空間の情報を含む形で表示します。

接続

接続につながる接続を表示対象とするかどうかを指定します。

ヘルプ

ヘルプの内容を表示します。

 

 

コンテキストメニュー

トレーサビリティサブウィンドウに表示されている要素を右クリックすることで、以下のような機能を呼び出すことができます。接続を右クリックした場合は、プロパティのみが選択できます。

 

オプション

説明

関係する要素に切り替え

選択している要素についてのトレーサビリティ情報に切り替えます。

関係する要素のプロパティを表示

選択している要素のプロパティダイアログを表示します。

なお、要素をダブルクリックすることでもプロパティダイアログを表示することができます。

利用されているダイアグラム

選択した要素が利用されているダイアグラムを表示するためのダイアログが表示されます。

この機能では、利用されているダイアグラムダイアログは常に表示されます。

(参考:要素が利用されているダイアグラムの一覧)

ダイアグラムに要素を配置

現在開かれているダイアグラムに対象の要素が配置されていない場合に利用できます。この項目を選択後、ダイアグラム内をクリックすると要素を配置できます。

なお、トレーサビリティサブウィンドウ内の要素をドラッグ&ドロップしても、ダイアグラム内に要素を配置することができます。

ソースコードの表示

選択した要素にソースコードが関連づけられている場合に、そのソースコードを表示します。

(参考:ソースコードエディタ)

プロパティ

(接続が対象) 接続のプロパティダイアログを表示します。

なお、このサブウィンドウ内で接続をダブルクリックした場合には、常に配下の内容の展開・折りたたみとなり、プロパティ画面を表示することはできません。

 

注意:

  • 表示する接続の種類を最低限に絞り込むことで、注目している関係の追跡を行うことが容易になります。
  • トレーサビリティサブウィンドウは、追跡のための図を作成する際にも便利です。
  • トレーサビリティサブウィンドウでは、現在のところBPMNやArchimate等で拡張された接続については、その拡張された名前ではなく、元となっているUMLの接続として認識・表示されます。例えば、ArchiMateの 'Realization' および 'UsedBy' は、UMLの依存として表示されます。

 

 

参照: