Enterprise Architect : Enterprise Architect バージョン14.1 ビルド1427 リリースのお知らせ
投稿者: tkouno 投稿日時: 2018-9-12 15:15:43 (1495 ヒット)

本日、Enterprise Architectの最新バージョンとなる14.1 ビルド1427をリリースいたしました。

SysMLを中心に、多くの機能改善・バグ修正を行いました。ぜひ最新バージョンをご利用ください。

ダウンロード(サポートユーザー用):
https://www.sparxsystems.jp/registered/reg_ea_down.htm

★マークのついている項目は、日本語版ユーザーからの指摘項目(バグおよび機能追加要望)です。

Enterprise Architect Version 14.1 リリースメモ (ビルド1427)

○SysML
・フレーム内の要素の配置に関するいくつかのバグを修正しました。★
・制約ブロック要素を新規に作成時に、制約の定義を支援する機能を追加しました。
 ・制約ブロック要素に対して、必要とするパラメータが自動的に追加されます。
 ・制約プロパティなどのプロパティを一括で追加できます。また、プロパティ間のつながりを定義できます。
・ブロック要素のparameters, ports, flow properties, proxy ports, full ports, directed features区画内の要素の動作を改善しました。
 ・要素を選択した場合に、サブウィンドウの内容を更新するようになりました。★
 ・区画内の要素をダブルクリックした場合には、プロパティサブウィンドウを開くようになりました。
・付属要素に対するスマート配置機能で、親要素の左上近くに要素を配置しようとした場合に右端に配置されてしまう問題を修正しました。★
・ブロック要素が持つ付属要素をダイアグラム内から削除した場合に、すぐに区画として表示するように修正しました。★
・整合性を保つため、パッケージフレームが表示されているダイアグラムは他のパッケージに移動できなくなりました。★
 (フレームを一時的に非表示にすれば他のパッケージに移動できます。)
・「付属要素の同期」機能の処理速度を改善しました。
・シミュレーションにおいて、Modelicaライブラリで定義されている型を参照できるようになりました。
・SysML1.5の要素について、トレーサビリティサブウィンドウ内の関係の表示を改善しました。

○スタートページ
・スタートページの内容を見直し、よりシンプルな構成にしました。
・初回起動時に、表示に関する設定ダイアログを表示しないように動作を変更しました。
・従来の、プロジェクトを開くダイアログは、スタートページから呼び出すようになりました。

○プロジェクトブラウザ
・プロジェクトを開いていない場合、プロジェクトを開くためのリンクを表示するようになりました。
・要素のソート処理を改善しました。
・プロジェクトブラウザ内の選択で、サブウィンドウの内容の更新と適切に連動するように改善しました。
・要素を複数選択して右クリックし、要素のロックやレビュー機能を呼び出すことができるようになりました。
・F5キーで表示内容を最新情報に更新できるようになりました。

○ダイアグラム
・WebEA利用時に適用するダイアグラムテーマを指定できるようになりました。
・要素の複数選択時のコンテキストメニューから、レビュー機能を呼び出すことができるようになりました。
・接続の途中から接続を作成する際の端点の要素(ProxyConnector)の扱いを改善しました。
・既定の状態で、ダイアグラムの背景に表示される印刷の境界線を非表示に変更しました。
・パッケージ要素に対して、ステレオタイプの独自アイコンのオプションの設定を反映するようになりました。
・いくつかの分類子要素について、「抽象」の属性を持つ場合に斜体で表示するようになりました。
 (利用しているフォントが斜体に対応している場合のみ)
・要素に別名が指定されている場合に、インスタンス要素の名前に下線が表示されない問題を修正しました。
・無名のオブジェクト要素の分類子が無名の場合の描画を改善しました。
・ダイアグラムフレームの描画を改善しました。
・ダイアグラムのプロパティダイアログで、作成日時を表示するようになりました。
・プロジェクトブラウザや他のダイアグラムからドラッグ&ドロップで要素を配置する場合の処理速度を改善しました。
・要素が選択されている場合の「接続レイアウト」の自動レイアウトの動作結果を改善しました。

○属性・操作と付属要素サブウィンドウ
・付属要素を持つ要素をプロジェクトブラウザからダイアグラムに配置した場合に、属性・操作と付属要素サブウィンドウを表示し、付属要素の表示の有無を選択しやすいようになりました。
・属性・操作と付属要素サブウィンドウの付属要素タブで、親要素から継承した子要素のプロパティも表示するようになりました。
・項目を選択している状態でリターンキーを押した場合に、プロパティサブウィンドウにカーソルを移動するようになりました。
・F2キーで選択している項目の編集ができるようになりました。
・受信のパラメータの編集では、シグナル要素の属性の編集に移るようになりました。
・プロジェクトブラウザで、属性や操作からその上位の要素に移動した場合の動作を改善しました。
・バージョン13.5までの、属性と操作のプロパティダイアログを利用するオプションを追加しました。★
 (「表示に関する設定」ダイアログの「属性・操作の編集にプロパティダイアログを利用」にチェックを入れる)

○ソースコード
・ソースコードエディタ内の「定義に移動」機能で、メソッドの定義内容の表示を修正しました。
・VHDLの読み込みおよびソースコード生成を改善しました。
・PHPの名前空間の出力処理を改善しました。
・Pyhonのソースコード生成で、メソッドの処理の出力に対応しました。
・スキーマコンポーザーで、dateTime型はxs:dateTimeとして出力するようになりました。
・動作解析の設定で、利用するコードライブラリを指定できるようになりました。

○セキュリティ(アクセス権)
・OpenIDで管理されているユーザーのログインに対応しました。
・Windows認証あるいはOpenIDでなければモデルにログインできないようにする設定を追加しました。
・Windows認証やOpenIDを利用する場合に、モデル内に保持する情報を自動的に更新する機能を追加しました。★
・それぞれのモデルについて、ログインする認証情報をユーザーごとに保存できるようにしました。
・いくつかのセキュリティ関連の機能を簡単に呼び出すためのボタンを、Enterprise Architectの画面右上に追加しました。
・いくつかの機能・環境においてアクセス権の有無の処理を改善しました。

○プロファイル・MDGテクノロジー
・描画スクリプト内で参照・利用可能なプロパティを追加しました。(別名で表示の設定でも、名前を参照・表示するためのプロパティ)
- #ActualName#
- #Source.ActualName#
- #Target.ActualName#
- #Classifier.ActualName#
・#Classifier.Name#について、「別名で表示」の設定を反映するようになりました。
・#RectangleNotation#プロパティの値を、 _UCRectで設定した値を反映するように修正しました。
・#RectangleNotation#プロパティをオブジェクト要素などの要素でも参照可能になりました。
・プロファイルの定義で、パッケージ要素に対して_instanceTypeを設定した場合でも無視するように改善しました。
・プロファイルヘルパーで以下の属性を追加できるようになりました。
. _defaultAttributeType
. _meaningForwards
. _meaningBackwards
. _UCRect
・描画スクリプトで、サブシェイプ内の文字列の描画で、太字・斜体を指定できるようになりました。
・同じUMLプロファイルを複数回出力する場合の一貫性を改善しました。
 ・複数の汎化の関係がある場合には、名前順にソートして出力するようになりました。
 ・ステレオタイプに設定されたアイコンデータの出力を改善しました。
・プロファイルの定義で、ユースケース要素を拡張している場合の出力処理を改善しました。

○ドキュメント生成
・HTMLドキュメントのテンプレートで利用可能なマクロを追加しました。
 ・#LINKPATH# - 要素のファイルの、フルパス
 ・#FILENAME# - 要素のファイルの、ファイル名のみ
 ・#ELEMNAME# - 関連クラスのクラス名
 ・#LINKREF# - 指定した要素へのハイパーリンク
・HTMLドキュメントの出力において、チェックリスト要素の出力を改善しました。
・HTMLドキュメントにおけるマスタードキュメントを示すパッケージのステレオタイプとして<>も利用できるようになりました。
・HTMLドキュメントの出力において、要素を参照するタグ付き値を属性や操作が持つ場合にハイパーリンクとして生成するようになりました。
・HTMLドキュメントの出力において、非常に大きなモデルを出力する場合にデータベースエラーが発生する場合がある問題を修正しました。
・DOCXドキュメント生成において、要素の子ダイアグラムの出力順をプロジェクトブラウザの順序と一致するように改善しました。
・DOCXドキュメントの出力の出力対象の条件指定で、属性の初期値を条件として追加できるようになりました。
・DOCXドキュメントの出力の出力対象の条件指定で、テスト項目の種別をカンマ区切りで複数指定できるように改善しました。
・ドキュメントテンプレートエディタで、内容を編集した場合にタブに表示される編集を示すマークの表示処理を改善しました。
・生成したDOCXファイルをLibreOfficeで表示する場合に適切に表示されるように改善しました。
・WebEAにおいて、SysMLおよびステートマシン図のフレームをクリック不可能に変更しました。
・ドキュメントテンプレートエディタ内での操作に関するいくつかのバグを修正しました。
・ドキュメントの生成ダイアログを開く際の処理時間を改善しました。

○API・アドイン
・ダイアグラムを開いていない場合にDiagramObject.Update()を実行した場合に付属要素やワイヤーフレームの要素の位置が適切になるように改善しました。
・Element.Update()を実行時に、プロジェクトブラウザ内で分類子名が更新されない問題を修正しました。
・OnPreNewElementイベントでFALSEを返した場合に不適切なメッセージが表示される問題を修正しました。
・ロックの編集権がない場合にロックを編集するAPIを実行した場合に、適切にFALSEを返すようになりました。
・EnumXMIType.xmiARCGISを追加しました。
・対象となる要素が変わるタイミングでRepository.GetContextItemが呼ばれた場合の処理を改善しました。

○外部ツールとの連携
・クラウド以外のプロジェクトでも、外部ツールとの連携機能が利用可能になりました。
 (設定にはアルティメット版が必要です)
・外部ツールのデータのディスカッションの内容が表示されない場合がある問題を修正しました。
・ServiceNowとの連携を改善しました。
・外部ツールのデータ読み込み時の表示を改善しました。

○その他
・モデルの評価機能で、配置・アクティビティパラメータ・パッケージインポート・パッケージマージに対する評価処理を改善しました。
・モデルの評価機能で、UMLではないモデルについて、UMLの評価ルールを適用しないようになりました。
・ベースラインの比較で、タグ付き値のノートの値も比較対象になりました。
・ベースラインの比較で、再定義・再利用のポートの比較処理を修正しました。
・シミュレーション機能実行時の、大きなモデルのシミュレーション処理を改善しました。
・手動実行のシミュレーションで、BPMNの受信タスクとUMLの受信イベントアクションについての動作を改善しました。
・MDA変換機能で、実現の接続の変換処理を改善しました。
・MDA変換機能で、TRANSFORM_TAGSマクロの機能を強化しました。
・SQLServerのシーケンスの読み込み処理を強化しました。
・プロパティサブウィンドウで、テーブル要素のテーブルスペースおよびオーナを参照・編集できるようになりました。
・Canonical XMIの読み込み処理を改善しました。
・GUIDの情報がないXMIファイルの読み込み処理を改善しました。
・Ecore形式の出力を改善しました。
・ArchiMate 3のモチベーション要素の大きさを変更した場合の描画を改善しました。
・ArchiMate 3の要素に対して「インスタンスに変換」の機能を利用できないように修正しました。
・監査機能のログで、ユーザー名と時間が表示されない問題を修正しました。
・ダイアグラム名・属性名・操作名などの検索ルールが正しく動作しない問題を修正しました。
・PFDアドインで、複数ディスプレイ利用時に、プロパティダイアログの位置を復元する処理が正しく動作しない問題を修正しました。★
・ノート欄に特定の文字(×など)を入力すると、文字化けしてしまう問題を修正しました。★
・属性・操作と付属要素サブウィンドウをフローティング配置にしている場合に、表示内容が正しく更新されない場合がある問題を修正しました。
・ユーザーオプションの「プロジェクトの読み込み方法」で、設定した内容と実際の動作が逆になってしまう問題を修正しました。★