Enterprise Architect : Enterprise Architect バージョン12.0 ビルド1211 リリースのお知らせ
投稿者: tkouno 投稿日時: 2015-4-2 9:49:28 (1054 ヒット)

Enterprise Architect 12.0 ビルド1211を本日リリースしました。

いくつかのバグ修正と機能強化・改善が含まれます。

ダウンロード(サポートユーザー用):
https://www.sparxsystems.jp/registered/reg_ea_down.htm

Enterprise Architect Version 12.0 リリースメモ (ビルド1211)

ダイアグラム内の操作・機能
・要素に対して、全てのダイアグラムで画像を外見として表示する「既定の画像の選択」機能を追加しました。
 ・既存の「画像を選択」機能は、その操作を実行したダイアグラムのみで画像を外見として表示する機能でしたが、他のダイアグラムには位置した場合にも画像を外見として表示したい場合に便利です。
 ・既存の「画像を選択」機能は引き続き有効です。
・「シーケンス番号を表示」の設定が有効になっている場合に、シーケンス図のメッセージ作成時に不適切に改行される問題を修正しました。★
・BPMNのプールやレーンのサイズを変更した場合に、そのプールやレーン内の要素につながるフローの形が変わってしまう場合がある問題を修正しました。

仕様ビュー
・ノートの内容を独立した列に表示できるようになりました。
・上部にナビゲーションバーを追加しました。
・ツールバーのボタンから、利用可能な全ての機能をメニュー形式で選択できるようになりました。
・対象の要素の種類の選択に関する機能を強化しました。

ワイヤーフレーム
・一覧やツリーコントロールで、選択状態を表現できるようになりました。
・グループ一覧でアイコンの描画位置が不適切になる問題を修正しました。

ドキュメント生成・ドキュメント表示
・マスタードキュメント要素に対して、MDGテクノロジーで提供されるドキュメントテンプレートを選択できるようになりました。
・外部のファイルをEnterprise Architect内で開いた場合に、スペルチェック機能を利用できるようになりました。
・LibreOfficeで作成したDOCXファイルをEnterprise Architect内で開く場合の描画を改善しました。

ソースコードの生成と読み込み
・C++ソースコードの読み込みにおいて、C++11形式の統一(Uniform)初期化に対応しました。
・C++ソースコードの読み込みにおいて、C++11形式の可変個引数(Variadic)のテンプレートクラスに対応しました。
・C++ソースコードの生成において、型への参照(*)がある場合の完全名での型名生成を改善しました。
・Enterprise Architect Suiteの各エディションを利用している場合に、振る舞い要素を持たない場合には、ポートなどの情報をソースコードに生成しないように改善しました。

動作解析
・ソースコードエディタのコンテキストメニューから、変数の値が変更されたときに停止するマーカーを追加できるようになりました。
・トレースポイントの処理で、スタックツリーを出力するためのキーワード「$stack」が利用できるようになりました。
・アクションポイントにおいて、ユーザー定義の変数が利用できるようになりました。
 ・名前の前に#が付加されたものが、変数になります。
 ・変数の定義と参照は、異なるアクションポイント間でも可能です。
・アクションポイントにおいて、時間に関する情報の出力が可能になりました。
 ・startTimer - タイマーの動作を開始します。
 ・printTimer - タイマーの値を出力します。
 ・endTimer - タイマーの動作を終了します。
・デバッガの起動時に問題がある場合、その問題についての出力を強化しました。

その他の変更
・ArcCatalog 10.3に対応しました
・属性のプロパティダイアログで、「定数」の値を参照・編集できない問題を修正しました。★
・Firebird, Access, SQLite, MySQLのデータベースの比較で、オーナー情報は比較対象外に変更しました。
・SysMLのパラメトリック図のシミュレーションで、フレーム(枠)が表示されていると実行できない問題を修正しました。★
・ベースラインの比較機能で、属性・操作の戻り値・操作のパラメータ(引数)の型に差分がある場合に検出できていない問題を修正しました。
・パッケージのロック機能で、グループロックされている場合にはそのグループに所属する人は誰でも解除できるように修正しました。
・用語集で、引用符(')が用語に含まれる場合の動作を改善しました。
・表示スタイルを変更後にブレークポイントやファイル検索の表示が乱れる問題を修正しました。
・RaQuestで作成した要求要素をSysML要求として図に配置する場合の動作を改善しました。★