Enterprise Architect : Enterprise Architect 9.2 ビルド921リリースのお知らせ
投稿者: tkouno 投稿日時: 2011-12-5 10:52:43 (1738 ヒット)

本日、Enterprise Architect9.2 ビルド921をリリースしました。

いくつかの細かい機能改善・バグ修正を行いました。
ぜひ最新版をご利用ください。

ダウンロードページ:
https://www.sparxsystems.jp/registered/reg_ea_down.htm

○主な機能修正

・ダイアグラム内で要素や接続にマウスカーソルを乗せたときのツールチップの表示の有無や内容をカスタマイズできるようになりました。★
・操作のパラメータの一覧でソートしている場合にパラメータの順序を変更しようとしたときの挙動を変更しました。★


Enterprise Architect Version 9.2 リリースメモ (ビルド921)

○画面・操作など
・ダイアグラム内で要素や接続にマウスカーソルを乗せたときのツールチップの表示の有無や内容をカスタマイズできるようになりました。★
・操作のパラメータの一覧でソートしている場合にパラメータの順序を変更しようとしたときの挙動を変更しました。★
・テンプレートのパラメータの表示順序が不適切になる問題を修正しました。
・ノートサブウィンドウやプロパティ画面のノート欄で、F5キーで入力できる日付・時刻の挿入機能の動作を改善しました。
・編集不可のテキストボックスについて、コンテキストメニューから文字列のコピーが可能になるように改善しました。
・SQLエディタで作成した検索ルールの検索結果で、「選択した要素をクリップボードにコピー」機能が利用できるように改善しました。
・操作のプロパティダイアログで、操作の戻り値の型の設定によっては操作が削除できない場合がある問題を修正しました。
・外部キーの参照整合性で、削除制約を保存できない場合がある問題を修正しました。
・ダイアグラムの概要サブウィンドウが表示されている場合にバウンダリ要素などいくつかの要素の接続の位置が移動してしまう問題を修正しました。
・汎用画面設計の要素で、境界線が表示されない場合がある問題を修正しました。
・パッケージにURI属性を設定した場合に、その設定した内容をダイアグラム内で表示するように改善しました。
・アクション要素に子ダイアグラムが作成できてしまう問題を修正しました。
・描画スクリプトで要素の最小サイズが指定されている場合に、ステレオタイプを変更した直後に要素のサイズ変更が正しく動作しない問題を修正しました。
・「接続レイアウト」の自動レイアウト機能で、一部の要素(菱形の要素)に対する処理結果を改善しました。
・MySQLをDBMSリポジトリに利用している場合に、関係マトリックスで検索ルールを表示条件にするとエラーになる問題を修正しました。
・プロジェクトの整合性チェックで、パッケージの親パッケージが自分自身のパッケージになっている不正状態を検出できるように改善しました。
・ダイアグラムのコピー機能で、チェックインされているパッケージからコピーできるように改善しました。
・ハイパーリンクのプロパティダイアログで、EAの機能へのハイパーリンクを編集するとエラーが表示される場合がある問題を修正しました。
・ロックを適用した場合に、すぐにプロジェクトブラウザにロック状態を反映するように修正しました。
・シミュレーション機能で、ローカル変数サブウィンドウの内容をシミュレーション実行中は随時更新するように改善しました。
・不適切なモデルに対してシミュレーションを実行しようとした場合のメッセージを改善しました。
・要求要素・フィーチャー要素などいくつかの要素に対して子ダイアグラムを作成した場合の、ダイアグラムの種類を変更しました。
・UMLプロファイルの定義において、ステレオタイプの汎化を行う場合に、親の名前の一部を子が含む場合の動作を改善しました。
・評価機能のUML文法のチェックで、パッケージコンポーネント要素に対するルールを見直しました。
・インストール時にSysMLを選択しない場合、接続の種類の追跡が英語(Trace)で表示される問題を修正しました。
・「Webモデリング」のダイアグラムを新規に作成する際の説明文を修正しました。

○ソースコードの生成と読み込み
・C++のソースコードの読み込みと生成で、戻り値の型にvolatileが設定されている場合に対応しました。
・C#のソースコードの読み込みで、プロパティの読み込み処理を改善しました。
・Javaのソースコードの読み込みで、Java7で定義された新しい文法に対応しました。
・VB.NETのソースコードの読み込みで、ラムダ関数を含む関数の扱いを改善しました。
・Adaのコード生成で、戻り値の型が指定されていない場合のprocedureの生成処理を改善しました。
・Adaのソースコードの読み込み処理をいくつか改善しました。

○RTFドキュメント
・マスタードキュメント要素やリンクドキュメントオブジェクト要素から生成したドキュメントを成果物要素の付属ドキュメントに格納できるようになりました。
・OracleをDBMSリポジトリとして利用している場合に、パッケージの個数が多い場合のRTFドキュメントの出力処理を改善しました。
・一部のDBMSリポジトリで、要素の「分類子のインスタンス」セクションの内容の出力時にエラーが発生する問題を修正しました。
・RTFドキュメントのテンプレートで、バージョン8と9との互換性を改善しました。

○動作解析・シミュレーション
・ローカルサブウィンドウで、変数の値に負の値を設定できるように改善しました。
・デバッグサブウィンドウに表示されるログについて、上下のカーソルキーで以前の内容も表示できるようになりました。
・テストポイントの機能でブレークポイントを有効にした場合には、通常のデバッグと同じ動作になるように改善しました。
・テストポイントの機能で利用できる演算子の種類を増やしました。
・デバッグ機能で、以下の型の変数の扱いを改善しました。
 ・std::vector, std::stack, std::map, CMap, CArray, CObList, CList
・Microsoft Nativeのデバッガを利用する場合に、コンソールウィンドウが正しく表示されるように改善しました。
・トレースポイントを作成すると、ブレークポイントのプロパティダイアログが表示されるように改善しました。

○XML関連
・UMLプロファイルのURIについて、以下の修正を行いました。
 ・'EA UML (2.x)' あるいは 'XMI UML (2.4.1)'で出力した場合に、指定したパッケージを含まないように改善しました。
 ・XMI 2.xで利用されているプロファイルで、プロファイル内にURIの情報がある場合その情報を正しく参照するように改善しました。
・UML 2.0, 2.1.1, 2.1.2, 2.2, 2.3 XMIの場合に、シーケンスメッセージにderivedの情報を出力しないように修正しました。
・接続に関連づけられているノートで、ステレオタイプがある場合にXMI2.1形式での入出力を改善しました。

○API
・JavaのAPIで、以下の要素の内部処理を改善しました。: DocumentGenerator, MailInterface, ScenarioStep, ScenarioException