Enterprise Architect : Enterprise Architect バージョン15.2 ビルド1555 リリースのお知らせ
投稿者: tkouno 投稿日時: 2020-10-30 16:09:31 (761 ヒット)

Enterprise Architect バージョン15.2 ビルド1555を本日リリースいたしました。
いくつかのバグ修正・改善が含まれます。ぜひ最新版をご利用ください。

ダウンロード(サポートユーザー用):
https://www.sparxsystems.jp/registered/reg_ea_down.htm


★マークのついている項目は、日本語版ユーザからの指摘項目(バグおよび機能追加要望)です。

Enterprise Architect Version 15.2 リリースメモ (ビルド1555)

○ダイアグラム内の操作
・ダイアグラムの参照要素に対して他の要素をドロップした場合に、ダイアグラムと同じパッケージに要素を移動する機能を追加しました。
・ネストしたポートを持つ要素について、親要素の移動時・サイズ変更時などに境界線から位置がずれる場合がある問題を修正しました。
・モデルブラウザから操作をアクティビティパーティションにドロップした場合に、操作呼び出しアクションが作成できない問題を修正しました。
・分類子の選択時に、状態マシン・相互作用要素を選択できるように修正しました。
・ステートマシン図で、停止要素への遷移を作成時の文法チェックを改善しました。
・遷移のプロパティウィンドウで、同名のシグナルが複数ある場合の動作を改善しました。
・メタモデル制約を含むUMLプロファイルの利用時に、シーケンス図に関係する要素や接続の定義が他の図では適用されないよう改善しました。
・描画スクリプトで、RefGUID型のタグ付き値の情報を表示する際には名前で表示するように改善しました。
・ダイアグラムの区画の表示設定が正しく保存されない場合がある問題を修正しました。
・シーケンス図で実行仕様のレベルが上がっている場合にメッセージを挿入すると、後続のメッセージのレベルが下がる問題を修正しました。★
 (メッセージクイック編集アドイン側で回避策を導入しました。)

○アドイン・API
・BPMNアドインで、自動レイアウト機能のフローの配置を改善しました。
・ドキュメントを生成したことがない環境で、マスタードキュメントに対してProject.RunReportが実行できない問題を修正しました。★
・SysMLアドインで、アクティビティ・相互作用・状態マシンが子ダイアグラムを持つ場合、ダブルクリックで開く機能を追加しました。★
・メッセージクイック編集アドインで、内容を編集後フォーカスを外した場合でも保存されるように動作を変更しました。

○カンバン
・レーンとプロパティの結びつけで、要素の移動時にはプロパティを変更しない設定ができるようになりました。
・レーンとプロパティの結びつけがされている場合には、レーン間の移動時に確認のメッセージを表示するように動作を変更しました。
・各レーンごとに、移動時にプロパティを適用しない・左隣の値を適用する設定が可能になりました。
・カンバンの設定のプロパティダイアログの動作を改善しました。
 ・内容を編集せずに閉じた場合の動作を改善しました。
 ・ダイアログを開いただけでダイアグラムが編集扱いになる問題を修正しました。
 ・フィルタの設定を検索機能での設定と同じ動作に変更しました。
・モデルブラウザ内のダイアグラムの右クリックからカンバンの設定が可能になりました。
・タグ付き値と結びつけたカンバン内で要素を移動した場合に、プロパティサブウィンドウを更新するように改善しました。
・カンバンに自動配置した要素のサイズを適切になるよう改善しました。

○要素のレビュー
・レビューの管理ビューで、優先度の情報を表示するように改善しました。
・レビューの管理ビューで、要素ごとの状態・期間を表示しないように変更しました。
・レビュー要素を作成した際に、レビュー図を作成しないように変更しました。
・いくつかのメニュー名・表示名などを調整しました。

○設計支援
・セキュリティ機能が有効な場合に、管理者権限を持つユーザーはどのグループのチャットにも参加できるようになりました。
・コメント機能内で、太字などの書式設定や箇条書きなどが利用可能になりました。
・コメントの入力開始時の動作速度を改善しました。
・設計支援ダイアグラムで異なるパッケージの要素のチャットアイコンを表示できるようになりました。
・コラボレーションサブウィンドウで、表示内容を自動更新する機能を追加しました。

○シミュレーションツールとの連携
・シミュレーション実行前の制約ブロックに対する評価で、制約ブロックが他の制約ブロックを含む場合を許容するように改善しました。
・Modelicaとの連携で、ネストしたプロパティの初期値を生成できるように改善しました。
・Simulinkとの連携で、既存の参照ブロックの名前を適切に出力するように修正しました。
・シミュレーション実行時にログ表示をするウィンドウを開くように改善しました。
・WineあるいはLinux環境でも、ソルバとしてMATLABあるいはOctaveを選択できるようになりました。

○XML入出力
・XMI出力時にダイアグラムの画像を出力する設定の場合に、フレームが描画されない問題を修正しました。
・EMXファイルの読み込み時に、ダイアグラムの更新を含む内容の場合に発生する問題を修正しました。
・MagicDrawのファイル(MDZIP)の読み込みを改善しました。★
 ・ステートマシン図で、初期状態・浅い履歴を正しく読み込むように修正しました。
 ・状態の領域と、含まれる要素との関係を正しく読み込むように修正しました。
 ・状態の遷移にトリガ・シグナルが結びつく場合でも正しく読み込むように修正しました。
 ・関係の役割をパートプロパティとして読み込む問題を修正しました。
 ・ポートが持つ提供インターフェース・要求インターフェースを正しく読み込むように修正しました。
 ・インターフェースの実現の接続を正しく読み込むように修正しました。

○その他
・Active Directoryとの連携を改善しました。
 ・Active Directoryのユーザーをプリンシパル名で読み込むように変更しました。
 ・自動ログインの場合には、プリンシパル名か以前のNetBIOS\SAMUsernameかの両方で判定します。
 ・ドメインに所属しないユーザーでも自動ログインできるようにするオプションを追加しました。(セキュリティ上の問題となる可能性がありますので、利用には注意が必要です。)
・構造化タグ付き値をプロパティサブウィンドウで編集すると正しく保存されない場合がある問題を修正しました。★
・JavaScriptのシミュレーションで、トレース出力の内容が長い場合には切り捨てて動作するように改善しました。
・可視レベルの機能をSQLServerで利用時に、独自形式のXMLの読み込みやパッケージの複製で不正な動作をする問題を修正しました。
・ドキュメント生成機能の「設計仕様書 テンプレート」の名前を「基本 テンプレート」に変更しました。
・いくつかのツールボックスの要素や接続の表示名と、作成される要素や接続の種類名の不一致を修正しました。
・情報アイテム要素を配置図のツールボックスに追加しました。