SysMLテストケースの拡張プロファイルについて

サポート宛にいただきましたご質問の要約です。

○ご質問
SysMLテストケースの拡張プロファイルを設定しました。ツールボックスのアイコンの表示がSysMLテストケースのアイコンと違いフォルダアイコンの表示となります。ダイアグラムに配置する時には、4つのテストケースを選択するダイアログが表示され、選択することが必要となります。

上記の配置時に選択ダイアログを表示せず、SysMLテストケースの拡張プロファイルの要素が配置されるように設定する方法をご教示頂ければ幸いです。

○回答
この度はお手数をおかけしており申し訳ございません。

弊社環境にて「アドイン・拡張リボン | MDGテクノロジー | 独自拡張 | パッケージからMDGテクノロジーを自動生成」 メニューでMDGテクノロジーを作成の場合ご指摘の現象を再現することができました。

この場合、拡張元のメタクラス SysML1.4::testCase の定義である4つのメタクラス（元となっているUMLの要素）に適用可能です。
ツールボックスでは、複数の適用先があるステレオタイプである場合にはフォルダのアイコンとなり、配置時に選択ダイアログを表示する動作になっております。

上記の回避のためには、ツールボックスの定義が必要です。

下記URLのヘルプの「次の例は、上記のステレオタイプ<<hardwareBlock>>を利用するためのツールボックス定義の例です。」にありますように、「元となっているUMLの要素」の記載が必要です。

◇UML以外の要素の拡張
https://www.sparxsystems.jp/help/16.0/non-uml_metatypes.html

また、下記URLのツールボックスの定義の方法（「プロファイルエディタ」グループの「ツールボックスの区画の追加」を利用）の場合には、プロファイルの定義で、EAの以前のバージョンのように、対象のステレオタイプの適用先となるメタクラスを明示的に追加が必要です。（以下URLの15.2のヘルプを参照お願いいたします。）

◇ツールボックスの定義
https://www.sparxsystems.jp/help/16.0/create_toolbox_profiles_using_.html

◇UML以外の要素の拡張 - Enterprise Architect 15.2 日本語版 ヘルプ
https://www.sparxsystems.jp/help/15.0/non_uml_metatypes.html


お手数をおかけいたしますが、以上ご確認よろしくお願い致します。