UML以外の要素の拡張

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UML以外の要素の拡張

UML要素を拡張して独自要素を定義する方法の他に、UML以外の要素、例えばBPMN・SysMLなどの要素を拡張して独自要素を定義することもできます。

 

既存の要素を拡張する場合には、以下の内容が継承されます。

 

 

UML以外の要素を拡張する

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操作方法

1

モデルブラウザで、<<profile>>のステレオタイプが付加されたパッケージを探し、そのパッケージ内のダイアグラムを開きます。

既存のパッケージがない場合には、モデルテンプレートの利用の画面から「MDG Technology Builder」のテンプレートを利用すると効率的です。

2

ツールボックスのプロファイルグループにあるメタクラス要素をダイアグラム内にドロップして下さい。

メタクラスの指定ダイアログが表示されます。

3

「ステレオタイプ」タブを選択します。

4

ドロップダウンリストから、拡張したい定義を選択して下さい。  (例: SysML1.4)

定義されている内容が一覧に表示されますので、拡張対象となる要素を選択して下さい。

ダイアグラム内に、対象のステレオタイプ要素が配置されます。

5

ツールボックス内のプロファイルエディタグループにある「ステレオタイプの追加」の項目を、ダイアグラム内にドロップします。

このステレオタイプの追加ダイアログの詳細は、「ステレオタイプの定義」のページをご覧下さい。

また、対象のステレオタイプの拡張元となるメタクラス要素を必要に応じて追加します。

6

手順5で追加した独自のステレオタイプ要素から、手順4で追加したステレオタイプ要素に対して、汎化の関係を作成します。

(手順4の要素が親(ターゲット側)になります。)

7

ダイアグラムをプロファイルとして保存します。

8

それぞれの要素について、必要に応じてツールボックスプロファイルを定義します。

(下の「UML以外の要素を拡張した例」もご覧ください。)

9

作成したUMLプロファイルのXMLファイルをまとめて、MDGテクノロジーファイルを生成します。

 

 

UML以外の要素を拡張した例

この例は、ステレオタイプ<<hardwareBlock>>を定義しているプロファイルです。<<hardwareBlock>>ステレオタイプは、SysMLのブロック要素を拡張する形で定義しています。これにより、SysMLのブロック要素が許容される場面では、代わりに<<hardwareBlock>>要素が利用できることになります。

 

 

次の例は、上記のステレオタイプ<<hardwareBlock>>を利用するためのツールボックス定義の例です。この定義の際に、元の要素として指定するのは、拡張元のSysML要素ではなく、その元となっているUMLの要素になります。(この例では、UML::Classを括弧内に記述する)

 

 

 

注意:

  • 描画スクリプトを利用して独自の要素を作成する場合、drawparentshape()を利用すると、拡張元の要素の標準の描画を行うことができます。
  • プロファイルエディタを利用して作成する場合には、拡張するステレオタイプの元のクラスとのプロファイル拡張の関係も必要となります。

 

 

参照: