内部ブロック図上で変更を行うと、全Propatyが右へずれる

サポート宛てにいただきましたご指摘の要約です。

○ご指摘
現在の状態は以下の通りです
・SysML内部ブロック図を作成している
・ブロック定義図と同期したPropatyを使用している
・Propaty同士は情報フローで接続し，追加設定でコミュニケーションフローに変更した．
・コミュニケーションパスプロパティにアイテムの内容を記入している．

問題は，コミュニケーションパスプロパティにアイテムの内容を記入していた際に起きました．

記入後のアイテムの文字が他と重なったため，位置をずらしたのですが，その際すべてのPropatyが右へ少し移動し，配置が乱れました．
その後，コミュニケーションパスをずらしても，Propatyをずらしても全Propatyが右へずれていくため，図の配置ができない状況です．
自動配置の設定等見直したのですが，いまいち理解できず，解決方法を相談したくメールしました．
パスやプロパティの位置の調整を自由にしたいです．

○回答

（以下を追加情報として頂きました。）
・現象が再現している状況の動画
・「プロジェクトの整合性確認」で問題が再現しなくなるか
・EA16でも再現するか
・「プロジェクトファイルの内容変更ツール」で変更した、現象が再現するプロジェクトファイル

この度はご迷惑をおかけしており申し訳ございません。
頂きましたプロジェクトファイルで、種類「コラボレーション」の接続が原因と判明しました。

お手数をおかけいたしますが、以下の操作で、該当の接続を削除し、現象が再現しなくなることをご確認頂けますようお願いいたします。

1. 以下URLを参考に「接続ブラウザ サブウィンドウ」を表示
https://www.sparxsystems.jp/help/16.0/linktab.html
2. モデルブラウザ上で、該当の接続がある要素を選択
3. 「接続ブラウザ サブウィンドウ」で、接続が「コラボレーション」となっている行を選択
4. マウス右クリックのコンテキストメニューで「接続の削除」を選択
5. 表示されたダイアログで、「はい」を選択

接続「コラボレーション」は、内部ブロック図では表示されない接続です。
しかし、該当ダイアグラムでは表示されるデータになっていたため、該当の現象が発生していたと推測しております。

最初に頂きましたご連絡に「接続の種類を変更」を実施されている旨の記述がありました。
おそらく「コミュニケーションフロー」に変更しようとして「コラボレーション」に誤って変換されたのと推測いたします。

EAバージョン15では、接続を「コラボレーション」に変換できてしまっていたのですが、現在のEAバージョン16.1 では、「コラボレーション」には変換できないため、EA16.1 をご利用いただくことで、今回の現象が再現することはないかと考えます。

この度はお手数・ご迷惑をおかけして申し訳ございません。以上ご確認よろしくお願い致します。