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投稿者 トピック
umesan
投稿日時: 2022-12-14 16:28
EA Administrator
投稿: 1515

Enterprise Architectの複数人での利用方法について

サポート宛にいただきましたご質問の要約です。

○ご質問
下記不明な点を確認させてください。

(1)プロジェクトファイルの保存場所について
複数人数による設計での利用法 マニュアルを確認させていただきました。
複数人で設計する場合の手段としてプロジェクトファイルを共有する利用方法が掲載されていましたが、こちらの方法ではBox等のクラウドストレージにプロジェクトを保存してそのプロジェクトを複数人で設計するという方法は可能なのでしょうか。

(2)編集中の排他制御について
プロジェクトファイルを共有するデメリットの中に同じ対象を同時に編集した場合、後勝ちとありましたが、基本的には編集中のロック機能などはなく複数人で同じプロジェクトを開くことができ、排他制御かける場合はアドインやアクセス権などの併用で対応することがEAの方針との理解で問題ないのでしょうか。

(3)ベースライン機能について
ベースライン機能の利用できる単位はプロジェクト全体ではなく、パッケージ単位でできる認識で問題ないでしょうか。
モデルを修正する前にベースラインを作成してバックアップファイルを作成するような想定ですが認識合っていますでしょうか。

○回答

(1)プロジェクトファイルの保存場所について
頂きましたご質問につきまして、以下の2つが考えられかと推測致します。
1. クラウドストレージ上のファイルの直接利用
2. クラウドストレージをWindowsのドライブとして割り当て、利用

申し訳ございませんが、1につきましては、現在のEAでは対応しておりませ
ん。
また、2につきましても、通常のWindowsのネットワークドライブ・ファイル共
有の仕組みを超えた動作をすると想定され・想定外のエラーが発生すると想定
されるため、利用いただくことは出来ません。

以下URLもご参照頂けますと幸いです。

◇「ファイルをロックできませんでした」というダイアログが表示されEAPXフ
ァイルを開けない
https://www.sparxsystems.jp/forum/modules/xhnewbb/viewtopic.php?topic_id=7109


(2)編集中の排他制御について
現在のEAにロック機能は存在します。しかし、ロックの単位であるユーザ・グループが必要になるため、ロック機能を利用するためには、ユーザーセキュリティ(アクセス権)の機能の有効化が必要となっております。

◇要素の編集とロック
https://www.sparxsystems.jp/help/16.0/securitypolicy.html

◇アクセス権 機能ガイド
https://www.sparxsystems.jp/bin/docs/UseAccessRight.pdf


(3)ベースライン機能について
以下URLに記載しておりますように「ベースラインはパッケージの単位で作成」となります。ただし「設計対象のシステムや製品の設計モデル全体を含む最上位を表現しているモデルルート」にも適用することが可能です。また、1つのプロジェクトには、複数のモデルルートを作成することもできます。

◇ベースラインと比較・マージ
https://www.sparxsystems.jp/help/16.0/baselinesanddifferences.html

>モデルを修正する前にベースラインを作成してバックアップファイルを作成するような想定ですが認識合っていますでしょうか。
ベースラインの作成は、お客様側での任意のタイミングとなっており、特にEAとしての想定はありません。(下記機能ガイドに使い方の一例は掲載しております。)

「差分比較とマージ」につきましては、以下URLをご参照頂けますようお願いいたします。

◇差分比較とマージ 機能ガイド
https://www.sparxsystems.jp/bin/docs/BaselineMerge.pdf

◇モデルの差分比較とマージ・Git運用支援ツール
https://www.sparxsystems.jp/LemonTree/


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