ワンポイントテクニック
要素やダイアグラムの「コピー」
要素やダイアグラムの「コピー」についての情報です。
モデリングを行っている場合に、既存の要素やダイアグラムをコピーして
活用したくなる場面は少なからずあるかと思います。その場合に、
以下の2種類のコピーを理解して使い分けることが重要です。
1. モデルブラウザ内の要素は変えずに、同じ要素を別のダイアグラムに配置するコピー
2. モデルブラウザ内の要素ごとコピー(複製)
作図ツールではコピーは1つしかありませんので、このような区別は
モデリングツール特有の区別かと思います。
1番目のコピーは、設計上の同じ要素に対して、異なる状況を示す場合に
利用されることが多いです。例えば、全体のクラス図に対して
初期化時の処理・実行中の処理など、状況に応じた要素のみを
抜き出した図を作成したい、というような場合です。
2番目のコピーは、既に作成済みの内容と似た内容を作成したい場合に
その内容をゼロから作るのでなく、既存の内容を流用したい場合に
利用されることが多いです。
もし、このような流用したい状況で、1番目のコピーを使ってしまうと
設計上異なる内容のはずなのに、コピー後の内容を編集すると
コピー前の内容も連動して変更されてしまいます。
それぞれの具体的な操作方法は、「モデリング操作ガイド 共通操作編」の
「2.2 要素と接続のコピー・貼り付け」をご覧ください。
Enterprise Architect ドキュメント ライブラリ
https://www.sparxsystems.jp/products/EA/ea_documents.htm


