ポートとアクションピンの動作の違い

サポート宛てにいただきましたご質問の要約です。

○ご質問
SysMLでパートにポートを追加したら、パートの親であるブロックにもポートが追加されます。
一方、振る舞い呼び出しアクションにアクションピンを追加しても、振る舞い呼び出しアクションの親であるactivityにアクティビティパラメータは追加されません。
モデル要素によって、このような違いがあるのには、何か理由があるのでしょうか。

○回答
SysMLのポートにつきましては、モデルブラウザ上 ブロックの子要素とパートの子要素の複数存在しますが、EAとしては同一扱いの要素となっております。このことは、それぞれのポートを選択したときのプロパティサブウィンドウの要素タブのGUIDが同一であることから確認頂けると思います。
この複数要素の配置と動作は、SysMLの仕様に準拠するための実装上の都合と考えております。
同一扱いであるため、パートプロパティ要素にポートが作成された場合も、ブロック要素にポートを作成する動作となっております。

一方、アクティビティ図のアクティビティ要素のアクティビティパラメータと、振る舞い呼び出しアクションのピンは、仕様上それぞれ独立した要素の扱いです。
ですので、振る舞い呼び出しアクションのアクションピンが作成された場合に自動でアクティビティパラメータの作成は行わないという動作になっていると考えます。

もし、アクティビティ図において、アクションピンに対応するアクティビティパラメータを自動作成する必要がある場合等は、EAのAPIでの対応をご検討頂けますようお願いいたします。