振る舞い呼び出しアクションのアクションピンのアクティビティパラメータとの同期

サポート宛にいただきましたご質問の要約です。

○ご質問
アクティビティ図にて設計をしているのですが、下記の手間に対する対応策がありましたら教えてください。

◇手順
(1)アクティビティ図(Layer1)作成
(2)アクティビティ図(Layer1)にてアクション作成
(3)アクティビティ図(Layer1)にてアクションピンを追加
(4)アクティビティ要素を作成・子ダイアグラム（アクティビティ図(Layer2)作成
(5)アクティビティ図(Layer1)のアクションを振る舞い呼び出しアクションに変換
(プロパティサブウィンドウ アクションタブの型をCallBehaviorに変更)
(6)プロパティサブウィンドウ 振る舞いタブ 振る舞いとして (4)のアクティビティを指定
(7)アクティビティ図(Layer2)にアクティビティパラメータを作成
(8)アクションを選択 属性・操作と付属要素サブウィンドウ 付属要素で、アクティビティパラメータを指定

◇課題
(2)と(8)で作成するピンは別々の要素として作成されており、(2)で作成したピンにオブジェクトフローが存在すると(2)を削除して、(8)を付属要素から表示設定し、再度オブジェクトフローを付けなおすという作業をしており、二度手間となってます。

○回答
弊社環境で、以下を行ったところ、おそらくご要望に沿った動作になっているのではないかと推測しております。

1. 頂きました(1)～(4)を実施
2. アクションを選択 プロパティサブウィンドウ アクションタブの型を CallBehavior に変更・保存ボタンを押す
3. アクティビティ図 Act1 を開き、フレームへパラメータを2つ追加
4. アクションを選択、プロパティサブウィンドウ 振る舞いタブの振る舞いの「...]ボタンを押す
5. アクティビティを選択
6. 表示された「定義済みの引数とパラメータの関係は削除されます。よろしいですか？」に「はい」を選択
7. 表示されている「プロパティサブウィンドウ 振る舞いタブ」の引数の「パラメータと同期」ボタンを押す
8. 保存ボタンを押す
（もしくは、別の要素を選択すると「未保存の編集」ダイアログが表示され「はい」ボタンを押す）

アクション要素のアクションピンは、アクティビティパラメータが割り当てられている状態 となっています。

また、「パラメータと同期」を利用せず・「属性・操作と付属要素サブウィンドウ 付属要素」でアクションピンを追加せずに、既に接続が存在するアクションピンを選択し「プロパティサブウィンドウ ピンタブ」の引数・パラメータでアクティビティパラメータを設定することでも対応頂けるかと思います。


○追加のご質問
「プロパティサブウィンドウ 振る舞いタブ」の引数の「パラメータと同期」にて自動で関連付けできるのは理解できたのですが、どういうルールで紐づけるのでしょうか？

○回答
EAの動作としましては、特にルールはなく内部の取得順の割り当てとご理解いただけますようお願いいたします。数が異なる場合の動作は、以下URLのヘルプをご覧いただけますようお願いいたします。

◇引数の同期 - Enterprise Architect 15.2 日本語版 ヘルプ
https://www.sparxsystems.jp/help/15.0/synchronize_arguments.html

割り当てが意図と異なる場合は、振る舞い呼び出しアクションを選択した時の「プロパティサブウィンドウ 引数タブ」などで変更が可能です。

◇振る舞い呼び出しの引数
https://www.sparxsystems.jp/help/15.0/arguments.html

また、アクションピンを選択した時の「プロパティサブウィンドウ ピンタブ」の引数・パラメータでも変更可能です。