付属ドキュメントと子ダイアグラムが初期設定されたクラス要素の定義

サポートに頂きましたご質問と回答の要約です。

○ご質問

付属ドキュメントと子ダイアグラム(アクティビティ図)が予め設定されたクラス要素をMDGテクノロジーに
定義する方法をお教えいただけませんでしょうか。

以下のように両立しませんでした。
・プリミティブのクラス定義を使用する方針では、子ダイアグラムを設定できるが、
　付属ドキュメントを設定することができませんでした。
・UMLパターンで定義する方針では、付属ドキュメントを設定することはできるが、
　子ダイアグラムは設定できませんでした。

さらに上記の方針で、不足分をAPIで解決しようと試みましたが、この方法も見つかりませんでした。
・上記のプリミティブで定義する方針では、拡張ドキュメントをAPIから追加する方法が
　見つかりませんでした。
・上記のUMLパターンで定義する方針では、ダイアログ上にクラスを生成したタイミングで
　イベント「EA_OnPostNewElement」が通知されず、APIで子ダイアグラムを追加する処理を
　実行するタイミングが得られませんでした。


○回答

ご質問に回答させていただきます。

結論から先に申しますと、クラス要素作成時の付属ドキュメントの設定と
子ダイアグラムの設定は、APIを用いる方法でのみ実現可能かと思います。

以下、ご質問の内容を引用させていただきます。

> 付属ドキュメントと子ダイアグラム(アクティビティ図)が予め
> 設定されたクラス要素をMDGテクノロジーに定義する方法

付属ドキュメントが設定されたクラス要素をMDGテクノロジーに定義する
方法がございませんので、MDGテクノロジーでご要望を実現することは
できません。

> ・UMLパターンで定義する方針では、付属ドキュメントを設定する
> ことはできるが、子ダイアグラムは設定できませんでした。

UMLパターンでは仰る通りの挙動となるかと思いますので、
こちらもご要望を実現することはできません。

> ・上記のプリミティブで定義する方針では、拡張ドキュメントを
> APIから追加する方法が見つかりませんでした。

APIで要素に付属ドキュメントを設定する場合、
Element.LoadLinkedDocument()を用いて設定を行うことができます。

Element.LoadLinkedDocument()に関しまして詳しくは、
ヘルプの「Element」のページをご覧ください。

> ・上記のUMLパターンで定義する方針では、ダイアログ上にクラスを
> 生成したタイミングでイベント「EA_OnPostNewElement」が通知されず、
> APIで子ダイアグラムを追加する処理を実行するタイミングが
> 得られませんでした。

こちらはご不便をお掛けし誠に申し訳ございません。

UMLパターンでクラスを生成した場合にイベント「EA_OnPostNewElement」が
通知されないとのことで、こちらはEAのバグかと思われます。

事象を確認し、開発元への修正依頼を検討させていただきます。