RaQuestのインポート機能について

2011年4月5日に頂きましたご質問です。

●ご質問

エクセルで作成した要件のデータベースをインポートして使用したいと考えておりますが、インポートで正常にRaQuest側に反映できないようなカテゴリがありますでしょうか？RaQuestである程度作成したデータベースを一旦、CSV形式にエクスポートしてそれを編集した後にインポートする作業を考えております。

例えば、所属パッケージ、要件の関連性などはインポートで正確にRaQeustに反映することはできますでしょうか？

●回答

CSVインポート時に正常に反映できない可能性があるカテゴリ（属性）としては、以下があると考えております。

○現在インポートに対応していない属性
・リビジョン・関連UML要素数・資料数・担当者数・コメント数・影響元数・影響先数・コメント・資料・担当者・優先度値

○他の属性に依存する属性
・ロック・承認済・検討済・承認者

○他の要素に依存する属性
・親要求ID・所属パッケージ・影響元ID・影響先ID

所属パッケージ・関連性（影響元/先ID）については、CSVの対象行を読み込んだときに、対象のIDやパッケージが、既にRaQuest上に存在していれば、正確に反映されます。

もし、ご利用中に、正確に反映されないと思われる現象がありましたら、お知らせ頂ければと思います。

●追加のご質問

１．下記の場合、結果的に影響元・影響先が正確に反映されるという認識でよろしいでしょうか？

インポート前)
RaQuest上の要件：ID=1 XXXXX
インポートする要件：ID=3 XXXX 影響元ID=1

結果)
RaQuest上の要件：ID=1 XXXXX 影響先ID=3
ID=3 XXXXX 影響元ID=1

２．要件番号のプリフィックスについて
例えば下記のように要件番号にプリフィックスが付与している場合、
2つの方法で登録ができるようですが、どちらの手段でインポートすべきでしょうか？
2)の方法が良いと思いますが、他にも合理的な手段などありますでしょうか？

要件番号：SYS001, SYS002, SYS003・・・

1) CSV形式でSYS001, SYS002, SYS003・・・の要件データを作成し、インポート。
2) CSV形式で001, 002, 003・・・の要件データを作成し、インポート後、パッケージのプロパティでIDにSYSを設定。ローカルオプションの[表示2→共通→パッケージのIDを要求のIDに付加]をチェック。

1)のケースでは、RaQuest上で要件を追加登録するとIDが001となってしまうようです。
追加登録時には問題が発生しそうです。

３．インポート時の所属パッケージ

新規プロジェクトに、ID, 種類, 概要, 所属パッケージのCSVデータをインポートしたところ、所属パッケージが反映されませんでした。
先の回答では、所属パッケージは他の要素に依存する属性とありますが、これもRaQuest上に存在している所属パッケージがなければ正常にインポートされないとの認識で宜しいでしょうか？

●回答

１
現在のRaQuestではご認識の動作をする仕様であり、最新ビルドで確かめたところ、認識どおりの動作をしておりました。
注意点としましては、インポート時のIDは文字列として扱いますので、001 と 1 は異なるものとして扱われます。

２
RaQuest上では、どちらの方法でも問題ありません。
しかし、自動ID番号付与を行うのであれば、2) の方法がRaQuestでは想定している方法になります。

また、CSVインポート時の属性に、IDが含まれていないか、含まれている場合でも、CSVのデータとして空欄であれば、要求の新規作成時には自動ID番号付与を行います。
（オプションの自動ID番号付与の状態に依存します。）

３
はい。ご認識どおりです。
現在のRaQuest では、パッケージはCSVインポートできません。
ですので、要求をCSVインポートする前に、パッケージを作成しておく必要があります。