シンプルなシーケンス図にするための設定



シーケンス図に関連する設定を紹介します。

シーケンス図は利用される場面が多い図です。また、クラス図のクラス要素を
活用することで、クラス図で定義した内容を参照して効率よく作図できます。
(この内容は「Enterprise Architect 入門セミナー」に含まれています。)

シーケンス図の内容をシンプルにして見やすくするために役立つ設定が
いくつかありますので、紹介します。

対象のシーケンス図の背景をダブルクリックして、シーケンス図のプロパティを
表示させ、「属性・操作」グループに移動してください。

・操作の戻り値の種類を表示
→チェックを外すと、メッセージに結びつけた操作に戻り値がある場合でも
 その内容を表示しません。

・引数のない操作には括弧を表示しない
→この設定は、クラス要素と結びつけずシーケンス図を作成する場合に
 特に有効です。メッセージの名前を入力すると「送信する()」のように
 後ろに括弧が追加されてしまいますが、この括弧を非表示にできます。

・操作のパラメータ (ドロップダウンリスト)
→操作に引数がある場合、型(種類)を表示するか、名前を表示するかを選択できます。
 図の目的によって伝えたい内容が変わりますので、それに合わせて、どちらを
 表示するかを選択できます。
 (両方表示することもできますが、メッセージのラベルが長くなりライフラインと
  重なりますので、あまりお勧めしません。)


あと、シーケンス図の背景で右クリックすると表示されるメニューから
「実行仕様を非表示」を選択することでも、表示をシンプルにできます。