レーンの機能の紹介




レーンの機能の紹介です。

主にアクティビティ図において、UMLやSysMLで定義されている
「アクティビティパーティション」要素を使って、アクションとその実行者を
結びつける方法は、よく使われていると思います。

一例として、以下のページの「例」にある画像です。
https://www.sparxsystems.jp/products/EA/tech/Traceability.htm

このアクティビティパーティションを利用する方法は、上記のURLのように
トレーサビリティの確保などに有用ですが、そこまでは求めてなくて
単に図内に「仕切り」を作りたい、ということもあるのではないでしょうか。

あるいは、ダイアグラム内に配置する場合に、配置する要素を位置によって
意味づけしたいこともあるのではないでしょうか。
例えば、クラス図で外部からの入力に関するクラスは
左側・中央付近は演算や処理・右側は出力、みたいな配置です。

こうした場合に、レーンの機能を使うと簡単に「仕切り」をつくることができます。
まずは以下の操作を試してみてください。

図の背景で右クリックし、「レーンとマトリックス」を選択すると
レーンとマトリックス画面が表示されます。「新規」ボタンを押して
何か文字列を入力し、2つか3つのレーンを追加したらOKボタンを
押して画面を閉じてください。ダイアグラムに「レーン」が表示されます。

このレーンは単なる仕切りのようなもので、図内で視覚的に区切りを
作りたいだけの場合に便利です。

あとは、設定によって横方向のレーンを作ったり、レーンの背景色を設定して
識別しやすくしたりすることで、さらに見やすくなると思います。
ぜひお試しください!