パッケージをXML形式で出力



パッケージの内容をXML形式で出力する機能について紹介します。
Enterprise Architectで作成したモデルの内容は、パッケージ単位でXML形式の
テキストファイルとしても出力できます。

このXMLの構造はEnterprise Architect独自ではなく、XMI(XML Metadata Interchange)
という共通の仕様があり、その仕様に準拠しています。この仕様は、UMLやSysMLと
同じように、OMG(Object Management Group)で定義されています。

その仕様はさておき、Enterprise Architectで作成した内容をテキスト形式で取り出す
ことができる点が特徴です。作成した内容を別の形式に変更したい場合や後工程での
入力情報としたい場合には、APIを利用して情報を取り出す方法の他に
このファイルを加工するという方法もあります。

プロジェクトブラウザで対象のパッケージを選択し、「生成・入出力」リボンの
「モデルの入出力」パネル内「XMI出力」ボタンを押すと表示される
「XMIファイルへ出力」を実行すると、ファイルを出力できます。

XMIは人間が読むことは想定していないので、中身の構成は分かりづらい点が
あるかと思います。人間が利用するためには、不要な部分の削除などの編集が
必要になります。


なお、このXMIファイルはテキスト形式のファイルでモデルの全ての内容が
含まれていますが、このXMIファイル同士をマージして1つのモデルとして
読み込むことは想定されていません。

正しく完璧にマージすればEnterprise Architectで正しく認識できるかも
しれませんが、マージ結果に誤りがあると正しく動作しない可能性もあります。
この点のみ、ご注意ください。
(サポートでは、XMIファイルのマージやマージしたファイルの読み込みについての
ご質問を承ることはできません。)