HTMLドキュメントのカスタマイズ



HTMLドキュメントのカスタマイズについて紹介します。

Enterprise ArchitectのDOCX(Word)形式のドキュメント生成機能は
テンプレートエディタを利用した、高度なカスタマイズが可能です。

HTMLドキュメントの生成でも、DOCXほどの柔軟性はありませんが
ある程度のカスタマイズが可能です。

具体的には、書式・表現などのスタイルシート(CSS)の調整や
表示される内容を減らす・表示される形式を変えるなど調整が可能です。


一例として、表示幅を変えるカスタマイズを紹介します。

既定のテンプレートで出力する場合、ブラウザの幅が大きくても
ある一定以上は広がらず、左右に余白が表示されます。
これを、ブラウザの幅いっぱいに常に表示するように変えるとします。

まず、モデルブラウザ内の「リソース」タブを選択し、「HTMLドキュメント」の
項目を右クリックして「HTMLテンプレートの作成」を選択してください。

テンプレート名の入力後、テンプレートのエディタ画面が表示されます。
今回は「CSS - Main」のテンプレートを編集します。

647行目に「max-width: 1400px;」という内容があり、この設定が
横方向の表示領域の上限を1400ピクセルに制限しています。
この内容を削除して「保存」ボタンを押してください。

HTMLドキュメントの生成時に今回作成したテンプレートを選択して
生成することで、出力されるドキュメントの動作が変わります。


HTMLのドキュメントは、Webサーバなどで公開する場合に便利です。
既定のテンプレートの内容から、自分たちにとって不要な内容を
削除すると、より使いやすくなると思います。