WebEAの設定項目

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WebEAの設定項目

WebブラウザでWebEAの設定を行う場合には、対象のプロジェクトの設定の編集を選択すると、設定の編集のための画面が表示されます。なお、この画面の内容はすべて英語のみとなります。

 

最低限の設定のみを行う場合には、プロトコル・サーバ・ポート・プロジェクト名(別名)のみを設定すれば利用可能になります。認証や利用可能な機能・表示される内容をカスタマイズするためには、他の設定の変更が必要です。

 

 

接続に関する設定

項目

説明

Protocol

Proクラウドサーバに接続するためのプロトコルを指定します。

Server

Proクラウドサーバが動作するサーバ名あるいはIPアドレスを指定します。

Port

通信のために利用するTCPポートを指定します。Proクラウドサーバ側で指定したポート番号と一致しなければなりません。IISを利用している場合には、IISが利用するポートを指定します。

Model Name / Alias

Proクラウドサーバでのプロジェクト名(データベースの別名)を指定します。Enterprise Architectからクラウドサーバに直接接続する際に指定する文字列と同じです。大文字小文字を区別します。

Validate SSL Certificate

SSLで通信する場合に、cURLにおいて証明書が適切であるかどうかの確認を強制するかどうかを指定します。自己署名した証明書を利用する場合には、この設定をNoに指定する必要があります。

注意:この項目はHTTPSでの通信の場合のみ適用されます。

OSLC Access Code

Proクラウドサーバでは、OSLCのアクセスコードを利用するように設定することができます。

その場合には、そのアクセスコードをこの設定に適用します。

(参考:プロジェクトの設定)

 

 

認証に関する設定

項目

説明

Authentication Code

WebEAから対象のプロジェクトを利用する際に必要となるアクセスコードを指定します。この設定が空文字列の場合、利用開始時にアクセスコードの入力が求められなくなります。

この設定は、ユーザー名・パスワードを入力する場合のみ利用し、Windows認証やOpenID認証の場合には利用しません。

この設定と、 Model User の設定の両方を有効にすることもできます。この場合には、アクセスコードのみの入力が必要です。

Model User

Enterprise Architectのモデルでログインが必要な場合に、ログインユーザーのIDを指定します。

注意:

  • この設定を有効にするとログインの認証処理はすべて省略されます。Windows認証・OpenID認証も同様に行いません。
  • この設定を有効にすることは、読み取り専用のプロジェクトに対してのみ利用することをお勧めします。この設定が有効な場合には、モデルの編集時に誰が更新したのかを区別することができなくなります。

User Password

プロジェクトでログインが必要な場合に、ログインユーザーのパスワードを指定します。

注意:

  • この設定を有効にするとログインの認証処理はすべて省略されます。Windows認証・OpenID認証も同様に行いません。
  • この設定を有効にすることは、読み取り専用のプロジェクトに対してのみ利用することをお勧めします。この設定が有効な場合には、モデルの編集時に誰が更新したのかを区別することができなくなります。

Allow blank passwords

空のパスワードを許容するかどうかを指定します。

Automatic Windows Login

Yesを設定すると、WindowsのログインユーザーのIDで自動的にWebEAにログインできるか試みます。失敗した場合にはWebEAのログイン画面が表示されます。

この設定は、プロジェクトのセキュリティ機能が有効で、Windowsの認証で自動ログインする設定になっている場合のみ有効です。詳細については、ユーザーの管理のページを参照してください。

 

 

一般的な設定

項目

説明

Default Package Layout

既定の表示レイアウトを指定します。一覧形式・ノートビュー形式・アイコン形式を選択できます。

Object Order

ブラウザおよび要素のビューでの、要素などの表示順序を指定します。3つのルールがあり、いずれかを選択します。

  • Alphabetical - 名前のアルファベット順(文字コード順)で並べます。
  • Free Sort - Enterprise Architect内で順序を変更している場合には、その順序で表示されます。Enterprise Architectで、モデルブラウザ内の順序を自由に変更する設定も反映されます。
  • Object Type - 要素の種類ごとに分類し、その上で上記の2および1のルールに従って並べます。Enterprise Architectで、モデルブラウザ内の順序を自由に変更する設定も反映されます。

 

このobject_orderの設定にかかわらず、表示される順序は、まずダイアグラム・次にパッケージ・その後に要素、となります。 object_order の設定は、それぞれの大分類ごとでの並び順となります。

(参考:全般)

Favorites as Home

Yesに設定すると、WebEAのホームページでは、ユーザーの「お気に入り」パッケージがブラウザまたはパッケージビューに表示されます。モデルに最初にアクセスしたときや、WebEAのホームボタンを使用したときに表示されます。

 

注意事項

Yesに設定すると、default_diagramの設定よりも優先されます。

お気に入りの設定はEnterprise Architect側で行います。WebEAからは設定できません。

お気に入りが定義されていない場合には、モデルルートや既定のダイアグラムが代わりに読み込まれます。

Default Diagram

モデルを開いた場合に自動的に表示されるダイアグラムをGUIDで指定します。GUIDの値は、WebEAで対象のモデルを開き、ダイアグラムのプロパティから参照することができます。

 

設定がない場合の動作は以下のいずれかになります。

  • Enterprise Architectで定義されている、ユーザーの既定のダイアグラムが表示される
  • Enterprise Architectで定義されている、プロジェクトの既定のダイアグラムが表示される
  • どちらの定義もない場合、モデルブラウザのルートが選択された状態になる

 

注意:

GUID全体 ( { と } を含める) の前に、 'dg_' の文字列を追加してください。この文字列は、WebEA内でGUIDがダイアグラムのものであることを示します。

Mini Properties Navigates

Yesに設定すると、遷移可能な要素をクリックすると、その遷移先に移動します。遷移可能な要素とは、ショートカット(リンク)およびナビゲーションパネルです。それ以外の要素の場合には、小さなプロパティパネルが表示されます。プロパティパネルが表示されていない場合には、この設定は動作に影響しません。

Diagram Elements Navigate

この動作は、子ダイアグラムを持つ要素とパッケージに適用されます。

 

  • 子ダイアグラムを持つ要素 - ダイアグラム内の要素をクリックすると、子ダイアグラムを開きます。
  • パッケージ - パッケージ内にダイアグラムがある場合、最初のダイアグラムを開きます。パッケージ内にダイアグラムがない場合には、パッケージのプロパティを表示します。

 

Mini Properties Navigates が No に設定されている場合には、上記のいずれの場合もプロパティを表示します。

Recent Search Days

検索機能について、検索範囲となる日数を指定します。例えば7を設定した場合には、7日以内の要素が検索対象となります。

Show Browser

ブラウザを表示するかどうかを指定します。

 

注意:

  • WebEAの利用時に、 'Mobile' を選択してログインした場合には、この設定は無視され、ブラウザは表示されません。
  • この設定は、利用する画面の横幅の解像度にも影響を受けます。例えば、画面の横幅が狭い環境では、この設定は無視され、ブラウザは表示されません。

Show Diagram Objects

ノートやテキスト要素など、ダイアグラムに固有の要素を表示するかどうかを指定します。

(参考:ブラウザパネル)

Show Properties View

プロパティビューを表示するかどうかを指定します。

 

注意:

  • WebEAの利用時に、 'Mobile' を選択してログインした場合には、この設定は無視され、ブラウザは表示されません。
  • この設定は、利用する画面の横幅の解像度にも影響を受けます。例えば、画面の横幅が狭い環境では、この設定は無視され、ブラウザは表示されません。

Show Path Button

ナビゲーションバーにパスを表示するためのボタンを表示するかどうかを指定します。

Show Breadcrumb

ナビゲーションバーに、パンくずリスト(現在のページまでの位置情報)を表示するかどうかを指定します。

 

 

設計支援に関する設定

項目

説明

Show Journal Entries

コメント機能をWebEAで利用できるかどうかを指定します。Yesを指定すると、レビューとディスカッションの履歴のビューからコメントを参照できます。

なお、要素のプロパティビューからも、その要素に関するコメントを参照できます。

Show Model Chat

チャット機能をWebEAで利用するかどうかを指定します。Yesを指定すると、WebEAのハンバーガーメニューからチャット機能を呼び出すことができます。

なお、対象のプロジェクトでセキュリティ(アクセス権)機能が有効になっていないとこの機能は利用できません。無効になっている場合には、この設定にかかわらず利用できません。

Chat Notification Frequency

チャットの到着のチェックの頻度を秒単位で指定します。新しいチャットメッセージが到着するとWebEAのステータスバーに表示します。

既定値は30秒です。

Show Model Mail

モデルメッセージ機能をWebEAで利用するかどうかを指定します。Yesを指定すると、WebEAのハンバーガーメニューからモデルメッセージ機能を呼び出すことができます。

なお、対象のプロジェクトでセキュリティ(アクセス権)機能が有効になっていないとこの機能は利用できません。無効になっている場合には、この設定にかかわらず利用できません。

Mail Time Period

メッセージが届いているかどうか確認する頻度を設定できます。単位は秒です。届いている場合にはステータスバーに表示します。

既定値は90(秒)です。この値を小さな値に設定することで、待ち時間を減らすことができますが負荷は増加します。

Show Discussions

WebEAから利用する場合に、ディスカッションの内容を表示するかどうかを指定します。「Yes」に設定すると、設計支援ビューの「レビュー」および「ディスカッション」のタブが有効になります。

「レビュー」および「ディスカッション」は要素のプロパティからも参照できます。

Add Discussions

WebEAからパッケージや要素に対してディスカッションを追加できるかを指定します。

注意:

「Show Discussions」 のオプションがNoの場合には、このオプションは自動的にNoになります。

Participate in Reviews

Yesに設定すると、WebEAの利用者はレビューに自動的に参加します。なお、このオプションを利用する場合には、Show Discussions と Add Discussions がYesに設定されている必要があります。

Use Avatars

Yesに設定すると、ディスカッションのメッセージにアバター(画像)を表示します。falseの場合にはすべてのユーザーに共通の画像が表示されます。

 

 

要素の作成と更新に関する設定

項目

説明

Can add Objects

WebEAからパッケージや要素を追加できるかどうかを指定します。

注意: Proクラウドサーバの無料版として利用する場合、この値は常に「No」として設定されます。

Edit Object Notes

WebEAから要素のノートを編集できるかどうかを指定します。

Can add

WebEAから追加可能なパッケージや要素の種類を指定します。

Can add Objects  のオプションがNoの場合には、このオプションは自動的にNoになります。

 

 

要素の属性や操作に関する設定

項目

説明

Can add Object Features

要素に関するさまざまな補足情報を追加できるかどうかを指定します。

Can edit Tests

要素に対して、テスト項目の編集ができるかどうかを指定します。

Can edit Resources

要素に対して、担当者の割り当て(作業の割り当て)の編集ができるかどうかを指定します。

Can add <feature type>

WebEAから追加可能な補足情報の種類を指定します。

Can add Object Features のオプションがNoの場合には、このオプションは自動的に「No」になります。

 

 

プロパティに関する設定

Property Section Optionsで設定できる項目は、それぞれのプロパティの値がWebEA内で表示・参照されるかどうかを指定します。

既定値では、全てのプロパティの値が表示される(Yes)になっています。

 

なお、WebEAのメインビューの要素のプロパティでは、その要素が持っている項目のみが選択・表示可能です。

 

例えば、要素がタグ付き値を持っていない場合には、タグ付き値を表示するボタンはこの設定に依存せず、表示されません。

 

 

ウォッチリストに関する設定

項目

説明

Days to Watch

ウォッチリストでの、探索する期間の既定値です。例えば10の場合には、過去10日間の内容が対象となります。

Cookie Retention

ユーザーごとにカスタマイズした内容を保持するクッキーの期限を指定します。数値の単位は「日」です。

Recent Discussions

ウォッチリストに、条件を満たすディスカッションを持つ要素の数を表示するかどうかを指定します。

Recent Reviews

ウォッチリストに、追加・変更されたレビュー要素の数を表示するかどうかを指定します。

Recent Diagrams

ウォッチリストに、追加・変更されたダイアグラムの数を表示するかどうかを指定します。

Recent Elements

ウォッチリストに、追加・変更された要素の数を表示するかどうかを指定します。

Active resource tasks

ウォッチリストに、追加・変更された担当者の割り当て(作業)の数を表示するかどうかを指定します。

Ending resource tasks

ウォッチリストに、今日が期限日の担当者の割り当て(作業)の数を表示するかどうかを指定します。

Overdue resource tasks

ウォッチリストに、期限がすぎた担当者の割り当て(作業)の数を表示するかどうかを指定します。

Recently passed tests

ウォッチリストに、成功したテスト項目の数を表示するかどうかを指定します。

Recently failed tests

ウォッチリストに、失敗したテスト項目の数を表示するかどうかを指定します。

Recently deferred tests

ウォッチリストに、保留したテスト項目の数を表示するかどうかを指定します。

Recent tests not checked

ウォッチリストに、未確認のテスト項目の数を表示するかどうかを指定します。

Tests not run

ウォッチリストに、未実施のテスト項目の数を表示するかどうかを指定します。

Verified changes

ウォッチリストに、確認済みの変更点の数を表示するかどうかを指定します。

Recently requested changes

ウォッチリストに、期間内に要求された変更点の数を表示するかどうかを指定します。

Recently completed changes

ウォッチリストに、期間内に完了した変更点の数を表示するかどうかを指定します。

New changes

ウォッチリストに、新規追加された変更点の数を表示するかどうかを指定します。

Incomplete changes

ウォッチリストに、未完了の変更点の数を表示するかどうかを指定します。

High Priority events

ウォッチリストに、優先度が「高」のイベントの数を表示するかどうかを指定します。

Verified defects

ウォッチリストに、確認済みのバグの数を表示するかどうかを指定します。

Recently reported defects

ウォッチリストに、期間内に報告されたバグの数を表示するかどうかを指定します。

Recently resolved defects

ウォッチリストに、期間内に完了したバグの数を表示するかどうかを指定します。

New defects

ウォッチリストに、新規追加されたバグの数を表示するかどうかを指定します。

Incomplete defects

ウォッチリストに、未完了のバグの数を表示するかどうかを指定します。

Verified issues

ウォッチリストに、確認済みの問題点の数を表示するかどうかを指定します。

Recently reported issues

ウォッチリストに、期間内に要求された問題点の数を表示するかどうかを指定します。

Recently resolved issues

ウォッチリストに、期間内に完了した問題点の数を表示するかどうかを指定します。

New issues

ウォッチリストに、新規追加された問題点の数を表示するかどうかを指定します。

Incomplete issues

ウォッチリストに、未完了の問題点の数を表示するかどうかを指定します。

Verified tasks

ウォッチリストに、確認済みのToDoの数を表示するかどうかを指定します。

Recently reported tasks

ウォッチリストに、期間内に要求されたToDoの数を表示するかどうかを指定します。

Recently resolved tasks

ウォッチリストに、期間内に解決されたToDoの数を表示するかどうかを指定します。

New tasks

ウォッチリストに、新規追加されたToDoの数を表示するかどうかを指定します。

Incomplete tasks

ウォッチリストに、未完了のToDoの数を表示するかどうかを指定します。

Recently reported events

ウォッチリストに、期間内に報告されたイベントの数を表示するかどうかを指定します。

Incomplete events

ウォッチリストに、期間内に完了していないイベントの数を表示するかどうかを指定します。

Verified decisions

ウォッチリストに、確認済みの検討項目の数を表示するかどうかを指定します。

Recently reported decisions

ウォッチリストに、期間内に要求された検討項目の数を表示するかどうかを指定します。

Recently resolved decisions

ウォッチリストに、期間内に完了した検討項目の数を表示するかどうかを指定します。

New decisions

ウォッチリストに、新規追加された検討項目の数を表示するかどうかを指定します。

Incomplete decisions

ウォッチリストに、未完了の検討項目の数を表示するかどうかを指定します。

 

 

参照: