ユーザーの管理

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ユーザーの管理

セキュリティ機能を有効にすると、ユーザーの管理ダイアログが利用できるようになります。このダイアログを利用すればモデルのユーザーを作成・管理することができます。

 

注意:

セキュリティ - ユーザーとグループの管理のアクセス権が必要です。パスワードの変更には、パスワードの変更のアクセス権が必要です。初期状態で存在する管理者は、これらのアクセス権を持っています。

 

 

利用手順:

リボン

プロジェクト > セキュリティ > ユーザー : 新規

 

 

 

操作方法:

#

説明

1

ユーザーを管理する方法としては、以下のような方法があります。:

 

Windows Active DirectoryからユーザーIDを読み込む場合には、このダイアログで各ユーザーの詳細を入力する必要はありません。「Windowsのユーザーと連動させる」にチェックを入れてください。

(「ドメインに所属しないユーザーを許可」にチェックを入れると、Windowsのログオンユーザー名のみで判断します。セキュリティ上の問題が発生する可能性がありますので、ご注意ください。)

 

 

シングルサインオン(SSO)でのユーザー管理とする場合には、「OpenIDのユーザーと連動させる」にチェックを入れた後、必要に応じて「Windows/OpenIDユーザーのみログイン可能」および「Windows/OpenIDユーザー定義と連動」にチェックを入れてください。

(参考:シングルサインオンのオプション)

2

ユーザーを追加するには、新規ボタンを押して下さい。「ログインID」 と 「姓名」を入力します。必要に応じて部署も入力して下さい。

(参考:アクティブディレクトリからログインIDの読み込み)

3

保存ボタンを押します。

ユーザーのパスワードを設定するには、「ユーザー」欄で作成したログインIDを選択し、「パスワードの変更」ボタンを押します。パスワードの変更ダイアログが表示されます。

4

「新しいパスワード」の欄にユーザーのパスワードを入力します。パスワードは12文字以内です。(新規ユーザーの場合、現在のパスワードの入力は不要です。)

5

確認のため、「再入力」の欄に再度同じパスワードを入れます。

6

OKボタンを押します。 パスワードが変更されましたというメッセージが表示されますので、OKボタンを押します。

7

グループのパネルで、そのユーザーが所属するグループにチェックを入れます。所属しているグループが持つアクセス権は、そのユーザーでも有効になります。

(参考:グループの管理)

8

アクセス権のパネルで、そのユーザーのみに個別に追加するアクセス権を指定します。項目にチェックが入っていて文字が灰色で表示されている場合、所属しているグループによって既に与えられているアクセス権であることを示します。

9

Enterprise Architectのウィンドウの右上には、ログインしているユーザーのユーザーIDが表示されます。また、この部分をクリックするとメニューが表示され、いくつかの機能を呼び出すことができます。この機能の一つを利用すると、自動的にログインするように設定することもできます。この機能を利用する場合には、このダイアログの「ログイン情報の記録を許可」にチェックを入れてください。

10

保存ボタンを押し、変更を反映します。以下のいずれかを選択します。

  • 新規ボタンを押し、他のユーザーを追加します。
  • 閉じるボタンを押し、作業を完了します。

 

注意:

  • プロジェクト間でグループの情報を転送するためには、リファレンス情報の出力リファレンス情報の読み込み機能を利用します。
  • 「Windowsのユーザーと連動させる」 を選択すると、現在ログオンしているWindowsのユーザー名と同じログインIDがデータベース内に登録されているかどうかを調べます。もし一致するものがあった場合には、パスワードの確認なしに自動的にログイン処理を行います。この機能を活用するためには、事前にEnterprise Architectのプロジェクトに、Windowsのユーザー名と同じログインIDをすべて登録しておくことが必要になります。また、不正アクセスの可能性が高くなりますので、その点への注意も必要です。ドメインを利用している場合には、ログインIDは 「ドメイン名\ユーザー名」 の形式にしてください。
  • 「Windowsのユーザーと連動させる」 の項目にチェックを入れると、読込ボタンが有効になり、Active DirectoryからログインIDを読み込むことができます。
  • セキュリティ上の理由により、「Windowsのユーザーと連動させる」 のチェックボックスは、プロジェクトファイルを移動させると、内部的にOFFに設定されます。プロジェクトファイルを移動した場合には、Windowsのユーザーと連動する機能が無効になる場合がありますので、一度この項目のチェックを外し、再度この項目にチェックを入れてください。
  • 「Windowsのユーザーと連動させる」 の項目を利用する場合でアクティブディレクトリと連動していない場合には、利用するOSによって、WindowsのAPIで取得できるユーザー名が「マシン名\ユーザー名」の場合と「ユーザー名」の場合があります。Enterprise Architectでは、WindowsのAPIで取得できるユーザー名を元に一致するかどうかの判定を行っていますので、うまく動作しない場合にはログインIDの入力内容を見直して下さい。
  • Enterprise Architect11.0以降で作成したユーザーは、Enterprise Architect10.0以前の環境ではログインすることはできません。

 

 

参照: