ASPのようなWebサービスのデバッグのためには、Enterprise Architectから実行中のサービスへアタッチ(接続)する必要があります。
まず、対象のASP.NETのプロジェクトのファイルがEnterprise Architectに読み込まれていることを確認してください。また、必要に応じて、クライアント側のWebページが格納されているWebフォルダも読み込んでください。
もし、対象のWebプロジェクトのディレクトリがWebサイトのホスティングディレクトリと同じ位置に配置されている場合、その上位のディレクトリを読み込むことで、まとめて同時に読み込むことができます。
(Enterprise Architectには、Visual Studioのソリューションやプロジェクトファイルを指定してまとめて読み込む機能はありません。)
まず、ASP.NETサービスのプロセスを確実に実行させるために、クライアント側を起動する必要があります。Webブラウザを利用してクライアント側を起動してください。このような状態になった後、サービスプロセスをデバッグするためには、「仮想マシンにアタッチ」を利用します。
デバッグを実行する (デバッグサブウィンドウの実行ボタンを押す) と、プロセスにアタッチするためのダイアログが表示されます。
なお、アタッチするプロセスの名前は、実行しているOSによって変わります。この詳細はASP .NET SDKをご覧ください。上の例は、IISのプロセスw3wp.exeが実行されています。
実行するとデバッグサブウィンドウの停止ボタンが有効になります。また、全てのブレークポイントが有効になります。
Webサーバのコードにブレークポイントを配置するだけでなく、ASPのWebページにも配置できます。
注意: |
アタッチしたプロセス内での位置が確定できなかったブレークポイントには？マークが表示され、無効になります。このように無効になる理由のほとんどは、ソースコードとEnterprise ArchitectのUMLモデルが完全に同期されていないことです。ソースコードをビルドしなおし、読み込みなおしてください。 |
参照: