デバッグの実行と停止

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デバッグの実行と停止

Enterprise Architectには、デバッグセッションを開始・制御するためのいくつかの方法が用意されています。デバッグサブウィンドウ・デバッグツールバー・動作解析リボンの実行パネルがあります。デバッグを実行しているときには、常にデバッグサブウィンドウを表示することをお勧めします。

 

 

利用手順:

リボン

  • 動作解析 > ツール > デバッグ > サブウィンドウの表示
  • 動作解析 > 実行 > 開始

キーボード

  • Alt + 8 (デバッグサブウィンドウ)
  • F6  (デバッグ中のアプリケーションの実行を開始)

 

 

項目

説明

デバッグの開始

デバッグのための基本的な設定(動作解析の設定)が完了したら、以下のいずれかの方法でデバッグを開始することができます。

 

  • 「動作解析」リボン内の「ツール」パネルにある「デバッグ」ボタンを押し、 「デバッグの開始」 を選択する
  • ボタンを押す
  • F6キーを押す

 

既定の動作解析の設定を指定していない場合には、動作解析サブウィンドウ内で定義済みの動作解析の設定を右クリックし、デバッグを選択することで、選択した設定のデバッグを開始することもできます。

 

なお、動作解析の設定が完了していない場合でも、以下の操作は可能です。

  • ボタンを押し、既存のプロセスにアタッチする
  • 「動作解析」リボン内の「ツール」パネルにある「デバッグ」ボタンを押し、 「プロセスにアタッチ」 を選択する

デバッグの停止と再開

実行中のデバッグを一時停止したり、一時停止しているデバッグを再開する際には ボタンを押します。

デバッグの終了

実行中のデバッグを完全に停止するには、以下のいずれかの操作を行います。

  • ボタンを押す
  • Ctrl+Alt+F6 を押す
  • 「動作解析」リボン内の「実行」パネルにある「終了」ボタンを押す

 

リボンのボタンからは、アプリケーションのデバッグを終了させる3つのメニューを表示できます。

  • 終了 - デバッガを停止し、デバッグ中のプロセスを終了します。
  • デタッチ - デバッガを停止しますが、プロセスは実行中のままです。
  • 対象プロセスの終了 - デバッガを停止し、プロセスのメインウィンドウがある場合はWM_QUITメッセージを送信します。

(参考:ブレークポイントとマーカーの管理)

ステップオーバー

関数の実行をステップオーバーするためには、以下のいずれかの操作を行います。

  • ボタンを押す
  • Alt+F6 を押す
  • 「動作解析」リボン内の「実行」パネルにある「ステップオーバー」ボタンを押す

 

デバッグサブウィンドウのツールバーにあるボタンを利用します。

関数の最後まで到達した際には、呼び出し元の行に戻ります。

ステップイン

ステップイン機能を呼び出すには、以下のいずれかの操作を行います。

  • ボタンを押す
  • Shift+F6 を押す
  • 「動作解析」リボン内の「実行」パネルにある「ステップイン」ボタンを押す

 

対象の関数のソースコードが利用できない場合には、新しい関数に入るか、次の行に移動するまで自動的に処理が進みます。

ステップアウト

ステップアウト機能を呼び出すには、以下のいずれかの操作を行います。

  • ボタンを押す
  • Ctrl+F6 を押す
  • 「動作解析」リボン内の「実行」パネルにある「ステップアウト」ボタンを押す

 

もし、対象の関数のソースコードが利用できない場合には、新しい関数に入るか、次の行に移動するかまで自動的に処理を進めます。

実行中の位置の表示

デバッグを実行中の位置を、ソースコード上で表示したい場合には、 ボタンを押してください。

実行中のソースコードの行がハイライト(強調)表示され、ソースコード表示部左側の余白部分には、ピンク色の矢印が表示されます。

出力

デバッグ中には、さまざまな情報がデバッグサブウィンドウに出力されます。

  • デバッグセッションの開始
  • デバッグセッションの終了
  • 例外の発生
  • エラー
  • Java System.outや、.NET System.Diagnostics.Debugで出力される情報も、このサブウィンドウに出力されます。

 

対象の行をダブルクリックすると、場合によっては以下の機能を呼び出すことができます。

  • メッセージについての詳細をポップアップして表示します。
  • メモリリークしている内容の場合には、対象の位置を明示します。

出力内容の保存と消去

出力された内容は、外部のファイルに保存することができます。また、内容をクリップボードに保存することもできます。

内容を保存するには、 ボタンを押してください。

一部の内容をクリップボードにコピーするには、対象の範囲を選択した状態で右クリックし、「選択項目をクリップボードにコピー」を実行してください。

内容を消去する場合には、右クリックして「結果の消去」を選択してください。

プロファイラへの切り替え

デバッグを実行中に、デバッグセッションを終了し、プロファイラセッションに即時に切り替えることもできます。

デバッガからプロファイラの切り替えるには、 ボタンを押すと表示される、「プロファイラに切り替え」を選択して下さい。実行中のプロセスに対し、プロファイラがアタッチして動作します。

この機能は、Microsfot Nativeおよび.NET環境でのみ利用できます。

 

 

参照: