ドキュメント出力定義要素

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ドキュメント出力定義要素

ドキュメント出力定義要素(バージョン16.0までは「リンクドキュメントオブジェクト」)を利用すると、ドキュメントやHTMLドキュメントの出力対象となるパッケージを、モデルブラウザ内から自由に指定して組み合わせることができます。パッケージを複数指定したり、出力するパッケージの順序を指定したりすることも可能です。

 

ドキュメント出力定義要素は、目的・対象に応じて複数作成することができます。例えば、要求・ユースケース・設計などの分類で、複数のドキュメント出力定義要素を作成します。これらのドキュメント出力定義要素に対して、それぞれドキュメントを出力することもできます。さらに、ドキュメント定義パッケージの機能を利用して複数のドキュメント出力定義要素から1つのドキュメントを生成することもできます。必要に応じて、ドキュメント出力定義要素とドキュメント定義パッケージは自由に組み合わせることができます。

 

項目

説明

ドキュメント生成に関連する要素

ドキュメント定義パッケージドキュメント出力定義要素はツールボックスの「ドキュメント」グループに含まれています。

ツールボックス 「ドキュメント」を選択してください。選択できない場合には、パースペクティブを切り替える必要があります。

 

 

ドキュメント定義パッケージでは、独自のタグ付き値があり、テンプレートを指定することができます。ドキュメント定義パッケージ用のテンプレートを作成し、適用させます。

ドキュメント定義パッケージやドキュメント出力定義要素をダイアグラム内に配置すると、ダイアグラム内では次のように表示されます。

 

 

 

ドキュメントグループには、以下の内容も含まれます。

  • 成果物要素の要素の付属ドキュメントに内容を記入し、生成されるドキュメントの一部とすることもできます。
  • チャート要素を利用し、モデルの内容から自動生成するチャートをドキュメントに含めることができます。
  • ドキュメント出力と関係マトリックスの設定を保持し、簡単に呼び出すことができる「ドキュメント生成」要素と「マトリックスプロファイル」要素が利用できます。
  • ドキュメント定義パッケージとドキュメント出力定義要素を利用し、モデルブラウザのパッケージ構成に依存しない自由な構成のドキュメントを作成することができます。

テンプレート

それぞれのドキュメント出力定義要素ごとに、ドキュメントのテンプレートを指定することができます。例えば、要求要素が含まれるパッケージを対象とし、テンプレートの内容を要求要素のための内容にすることができます。

ただし、HTMLドキュメントの生成の場合には、この機能は利用できません。HTMLドキュメントの生成時に指定する形になります。

内容

ドキュメント出力定義要素の内容は、以下のようにして決まります。

 

  • ドキュメント出力定義要素に対して、モデルブラウザからパッケージをドラッグ&ドロップすると、属性として情報が追加されます。このパッケージがドキュメントの出力対象パッケージになります。

 

  • タグ付き値で指定した「検索ルール」に合致する要素が対象になります。なお、ダイアグラムを対象とした検索ルールには対応していません。
    (HTMLドキュメントでは利用できません。)

 

属性として登録されるパッケージ名の順序を変えることで、ドキュメント内に出力される順序も調整できます。

 

注意:

  • もし、ドキュメント出力定義要素が対象パッケージの指定と検索ルールの指定の両方の情報を持っている場合には、パッケージリストのみが利用され、検索ルールは無視されます。
  • ドキュメント定義パッケージではブックマークの機能は利用できません。

ブックマークの機能では、それぞれのブックマークの内容が一意でなければなりません。通常のドキュメントを生成する際には、それぞれのブックマークは一意になります。ドキュメント定義パッケージを利用する場合、いくつかのドキュメントを結合して1つのドキュメントにします。このような場合にはブックマークが重複することになります。この重複を避けるように機能を改善することは、現時点では困難です。

 

出力されるパッケージの順序を変更することもできます。「ドキュメントの出力順序の変更」のページをご覧ください。

 

参照: