BPEL 2.0モデル

Enterprise Architectでは、BPEL2.0プロセス記法を表現するために、BPMN 2.0を利用します。(BPEL 2.0自体には、特別なモデル記法はありません。) Enterprise Architectでは、OMG BPMN 2.0のモデルの一部とBPEL 2.0をマッピングする仕組みを提供しています。

手順:

操作方法

BPEL 2.0パッケージ構成を作成します。

以下の方法も可能です。

#	操作方法
1	モデルブラウザでパッケージを新規に作成します。
2	モデルブラウザのツールバーで新規ダイアグラムの作成を選択します。
3	BPMN 2.0グループにあるBPEL図を選択します。
4	ツールボックスにあるビジネスプロセス要素をダイアグラム内に配置します。

ビジネスプロセス要素をダブルクリックし、配下のダイアグラムを開きます。

BPMN2.0の要素を利用して、ビジネスプロセスのモデリングを行います。利用可能な要素は下記「ツールボックス」をご参照ください。

BPELプロセスのためのWebサービスを定義し、プールと関連づけます。

ビジネスプロセス要素からBPEL2.0を生成します。

ツールボックス

BPMN 2.0 - ビジネスプロセス要素のページ

ビジネスプロセス
BPEL
アクティビティ
グローバルタスク
データオブジェクト
データストア
開始イベント
中間イベント
終了イベント
ゲートウェイ
プール
レーン
メッセージ
グループ
注釈

BPMN 2.0 - 接続のページ

シーケンスフロー
関連
メッセージフロー
データ関連
カンバセーションリンク

BPMN 2.0 型のページ

割り当て
相互関係キー
相互関係プロパティ
相互関係プロパティ束縛
相互関係プロパティ取得式
相互関係サブスクリプション
カテゴリ
カテゴリ値
複合振る舞い定義
アイテム定義
エラー
エスカレーション
シグナル
IO仕様
入力セット
出力セット
入出力束縛
インターフェース
エンドポイント
操作
参加者
リソース
リソースロール
リソースパラメータ
プロパティ
参加者関連
カンバセーション関連
パートナーエンティティ
パートナーロール

注意:

BPEL2.0の生成はユニファイド版およびアルティメット版でのみ利用できます。
BPMN 2.0が無効になっている場合には、MDGテクノロジーの設定ダイアログでBPMN2.0を有効にしてください。
BPMN 2.0利用時には、BPMN1.0や1.1は、MDGテクノロジーの設定ダイアログで無効にしておくことを強くお勧めします。

BPEL 2.0の例:

Enterprise Architectのサンプルファイル ( EAExample.QEA ) にBPEL2.0の生成が可能なBPMN 2.0のモデルが含まれています。
サンプルファイルは、インストール時の設定に応じて、マイドキュメントか共有ドキュメントのフォルダにインストールされます。
BPMN 2.0のパッケージは、サンプルプロジェクトの「分析とビジネスモデリング | BPELサンプル | BPEL 2.0 モデル」をご覧ください。

モデリングの制限:

BPELプロセス要素およびすべてのサブプロセスには、開始イベントと終了イベントが必要です。
開始イベント・終了イベントはサブプロセスの境界に配置される必要はありません。
シーケンスフローのループは基本パス・例外パスのどちらにも対応していません。
シーケンスフローは下向き・片方向に流れる必要があります。

サブプロセスはループノードにすることはできません。中間イベントを配置する必要があります。
イベントのサブプロセスはループノードとして振る舞うことはできません。
以下の要素に対する割り当てには対応していません。

開始イベントやイベントのサブプロセス
終了イベント
サブプロセス
境界上にある中間イベント
ゲートウェイ
XORイベントのゲートウェイの直後に続くタスクや中間イベント

例外パスは、通常パスに戻らなければなりません。

このルールにおける例外は、境界上にある補償中間イベントです。
あるアクティビティから複数の例外パスが出る場合、そのすべてが、通常パスの同じ場所に戻らなければなりません。
例外パスから別の例外パスに移動してはなりません。

例外パスにあるアクティビティには境界上の中間のイベントは利用できません。
プールには、子要素を格納したり、シーケンスフローを関連づけたりすることはできません。