内部で利用されているIDの再設定

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内部で利用されているIDの再設定

モデルの情報は、Enterprise Architectではデータベースに格納しています。データベース内のそれぞれのテーブルには、内部処理用のIDが振られています。このIDは自動的に数字が増加する(自動インクリメント)形式になっています。作業の内容や状況によっては、この値が許される上限値に達する場合があります。必要に応じて、このIDを再設定することができます。

 

関係する機能

項目

説明

XML入出力

大きなモデルに対してXMLの入出力を実行すると、内部での識別用のIDのカウンタが大幅に増加する場合があります。

 

XMLファイルを読み込む際には、対象のパッケージを一旦削除し、その後そのパッケージをXMLファイルから読み込み直します。その際に、内部の識別用のIDは、既存のIDの最大値+1の値から、それぞれの要素に設定していきます。

 

つまり、XMLファイルの入出力を繰り返すことで、このIDの値は大きくなっていきます。もし、データベースが定義する最大値を超えてしまう場合には、エラーになってしまいます。一例として、DBMSリポジトリにSQL Serverを利用している場合には、この最大値は 2,147,483,647 です。

複製

複製の機能を利用する場合には、このIDは適当な値が自動的に振られるようになっています。その後、複製を解除すると、それ以降の作業では、IDとしてその適当な値+1の値が利用されます。結果として、非常に大きな値が利用されることがあります。

このような状況の複製のファイルを他の形式のデータベースのリポジトリに転送する際に、データベース側の上限を超えた値がIDとして利用され、エラーになる場合があります。このような場合に、複製を解除したプロジェクトファイルに対して、内部IDを再設定してからプロジェクトを転送することで解決します。

 

利用手順:

リボン

  • プロジェクト > ツール > 転送 > 独自形式のXMLファイル > プロジェクトを出力
  • プロジェクト > ツール > 転送 > 独自形式のXMLファイル > プロジェクトを読み込み

 

 

番号を再設定する

#

操作方法

1

対象のプロジェクトを開きます。

2

転送先となる、同種のプロジェクトを作成します。

3

「プロジェクトを出力」機能で対象のプロジェクトのすべての内容を出力します。

出力先のディレクトリを指定して実行してください。

4

手順2で作成した、転送先のプロジェクトを開きます。

5

「プロジェクトを読み込み」機能で、出力した内容を読み込みます。

手順3で指定したディレクトリを指定して、読み込んでください。

 

注意:

この処理は、対象のプロジェクトを誰も利用していない状態で実行してください。

 

 

参照: