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XMIの読み込みに失敗した場合や、作業中にネットワークが切断された場合などには、モデル内部に不整合が発生する可能性があります。このような場合には、不整合の有無を検出し、修正するために、プロジェクトの整合性確認の機能を実行することをお勧めします。
確認する項目については、状況に応じて指定します。整合性チェックでは、プロジェクトのデータベース内の全ての情報を対象に、他の項目との関連が不適切な項目や、保存されている情報に不足がある場合を検出します。なお、この機能は、UMLとしての文法・表現のチェックや、モデル内の意味の整合性の確認、設計内容の正確性や適合性を検出するための機能ではありません。ツールとして正常に動作するための、内部のデータの整合性の確認のための機能です。
まず、モデルに対して不整合があるかどうかの確認処理を実行し、もし問題点が発見される場合には、修復処理を実行してください。
Enterprise Architectが修復処理を実行すると、状況によってはモデルブラウザに表示されていなかった「孤立していた項目」が復元できる場合があります。この場合には、モデルブラウザに「_recovered_」という名前のパッケージを自動的に作成し、その中に要素やダイアグラムなどの項目を移動します。このパッケージが作成された場合には、その内容を確認し、必要に応じて正しいパッケージへ移動したり削除したりしてください。
利用手順:
リボン |
プロジェクト > ツール > 管理 > 整合性確認 |
プロジェクトの整合性を確認する手順は次の通りです。:
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操作方法 |
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1 |
上記の利用手順に従って操作し、プロジェクトの整合性確認ダイアログを表示します。 |
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2 |
「処理対象」について、以下の中から選択します。通常は、「UML2.0への移行」以外の全ての項目にチェックを入れます。
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3 |
「アクション」について、以下のいずれかを選択します。
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4 |
内容を保存するには、結果を保存ボタンを押して出力先のファイルを指定してください。 |
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5 |
実行ボタンを押して処理を実行します。 処理内容はダイアログに表示されます。必要に応じて、ダイアログのサイズを変更することで内容が読みやすくなります。 |
この機能は、過去のバージョンとの整合性のために残されています。
UML 2.0への移行チェックボックスを利用すると、UML1.3の文法をUML2.0に変更することができます。現在の機能としては、操作の呼び出しになっているアクティビティをUML2.0のアクション要素に変換します。この機能は、UML1.3が利用可能であった、過去のバージョンのEnterprise Architectで作成したデータの移行のための機能です。
UML 2.0への移行チェックボックスは他の整合性確認機能とは別に実行する必要があります。
プロジェクトの整合性を確認する手順は次の通りです。:
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操作方法 |
1 |
上記の利用手順に従って操作し、プロジェクトの整合性確認ダイアログを表示します。 |
2 |
「UML2.0への移行」チェックボックスにチェックを入れてください。以下のようなメッセージが表示されます。
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3 |
問題がなければ、OKボタンを押してください。 |
4 |
実行ボタンを押すと、処理を実行します。 |
注意: |
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参照: