監査

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監査

監査機能は、モデルの変更を、その変更がいつ発生したのか、誰が行ったのかを含めて記録することができます。パッケージ・要素・属性や操作・接続・ダイアグラムの変更を記録し、これらの項目の作成・変更・削除を詳細に記録します。 プロジェクトの管理者は、通常、プロジェクトの特定の段階で監査機能を有効にし、プロジェクトの寿命が尽きるまで継続的に監査機能を有効にし続けます。Enterprise Architectのプロジェクトには、組織に関する重要な情報が含まれています。モデルへの変更が組織の意図やガバナンスの原則に沿っているかどうかを確認し、また適切な場合にのみ変更されていることが重要です。監査機能はコーポレート版以上のエディションで利用できます。

 

 

監査機能は、モデルへの変更が十分に管理されていることを確認する、強力なモデル管理の仕組みです。このトピックでは、監査機能を有効にする方法と、設定ダイアログを使用して、記録する内容のレベル・対象の要素・ログの処理方法を定義する方法について説明します。監査機能を有効にするだけで、ユーザーがモデルに加えた変更を常時記録することができます。また、監査ログの管理方法を学び、ログの保存によるパフォーマンスへの影響を最小限に抑えることができます。監査機能は、設計内容の履歴を保持し、必要に応じて元に戻すバージョン管理機能とは異なり、設計者の作業の1つ1つを記録します。そのため、設計中の利用は膨大なログとなり、性能劣化の原因ともなります。設計中はバージョン管理機能を利用し、設計が完了した後に、不適切に変更されていないかどうかの管理に監査機能を利用してください。

 

重要な注意:

複数のEnterprise Architectのエディションを利用している場合には、監査の機能が有効になっている場合、プロフェッショナル版ではプロジェクトを開くことはできなくなります。このエディションでプロジェクトを開くためには、監査機能を無効にしなければなりません。

また、この処理を実現するために、監査機能を有効にすると、データベースバージョンは7.0になります。

 

 

参照: