WSDLのモデリング

<< 目次を表示 >>

ページ位置:  その他の記法・モデリング > SOAとXML > Service Oriented Architecture > WSDL(Webサービス) >

WSDLのモデリング

ツールボックスのWSDLグループを利用すると、WSDLを簡単にモデリングすることができます。WSDLのドキュメントはWSDLのステレオタイプが付いたコンポーネントで表現されます。

 

 

利用手順:

その他

WSDLのプロパティダイアログを開くには:

WSDLnamespaceのステレオタイプが付いたパッケージを、ダイアグラムかプロジェクト内でダブルクリックしてください。

 

 

詳細:

項目

説明

WSDLパッケージ名

WSDLパッケージの名前です。

対象の名前空間

必要に応じて、パッケージの名前空間を指定します。

OK

変更内容を保存し、ダイアログを閉じます。

キャンセル

変更内容を保存せず、ダイアログを閉じます。

ヘルプ

ヘルプを開きます。

UML

Enterprise Architectの通常のプロパティダイアログを開きます。Schemaパッケージの場合に利用できます。

 

 

手順:  

#

操作方法

1

モデルブラウザ内で、今回の構成を追加する、最上位となるパッケージを作成します。

2

最上位となる位置を選択し、モデルブラウザ内でパッケージを新規作成します。

(参照:モデルブラウザのツールバー)

3

パッケージの名前として適切な名前を入力し、「ダイアグラムを追加」にチェックを入れます。

4

OKボタンを押し、ダイアログを閉じます。

ダイアグラムの追加ダイアログが表示されます。

5

名前の欄に、適切な名前を入力します。ダイアグラムの種類としては、クラス図を選択します。

6

OKボタンを押し、ダイアログを閉じます。

作成したクラス図を開きます。

7

ツールボックスで、「WSDL」のグループを選択します。選択できない場合には、パースペクティブを切り替える必要があります。

8

名前空間」の要素を、作成したダイアグラムにドロップします。

「WSDL 名前空間 プロパティ」ダイアログが表示されます。

WSDLパッケージ名を入力します。また、対象の名前空間を指定します。なお、これらの情報は後から変更することもできます。

9

OKボタンを押します。

ステレオタイプ «WSDLnamespace» が付加されたパッケージと、いくつかの内容がモデルブラウザ内に自動的に追加されます。追加される内容は以下の画像をご覧下さい。

作成されたパッケージ内には、以下のような子パッケージが含まれます。作成されたパッケージの直下に作成されるOverviewという名前のダイアグラムでも、これらのパッケージを確認できます。

  • Types: Webサービスでやりとりされるデータを示すXSDの型を定義します。
  • Messages: WSDLのメッセージを定義します。メッセージは、ステレオタイプ«WSDLmessage»が付加されたクラス要素です。
  • PortTypes: WSDLポート型を定義します。ポート型は、ステレオタイプ«WSDLportType»が付加されたインターフェース要素です。
  • Bindings: WSDLバインディングを定義します。バインディングは、ポート型と実現関係にあるクラス要素です。
  • Services: WSDLサービスを定義します。サービスは、公開されているバインディングと関連で結ばれるインターフェース要素です。

(参照:WSDL 1.1のモデル構造の作成XSDのモデリング)

10

それぞれのパッケージの内容を記述していき、WSDLの定義を作成します。

 

 

WSDLモデルのテンプレート

WSDLnamespaceパッケージは、WSDLの定義のために必要なパッケージを含んでいます。

 

 

 

このパッケージの中に、対象のWSDLの名前空間に一致する形で階層構造が作成されます。最上位のパッケージはWSDLnamespaceのステレオタイプがつけられます。この最上位のパッケージの中の構造は固定で、次のようになっています。

 

 

WSDLnamespaceパッケージには、1つ以上のWSDLコンポーネントが含まれます。それぞれのコンポーネントに対して、自動的にWSDLファイルが生成されます。この生成の詳細は「WSDLの生成」のページをご覧ください。