メモリに対する操作の検知

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メモリに対する操作の検知

Enterprise Architectのデバッグ機能では、特定のメモリアドレスに関する操作、つまりメモリの内容の読み込みや書き込みを検知することもできます。こうした機能が利用できる場合には、例えばC++のグローバル変数に関するアクセスを容易に探すことができます。こうした検知は、データブレークポイントを利用します。指定したアドレスに関する操作が行われると、デバッグ処理を中断しソースコードエディタ内で、該当のメモリアクセスをした行を表示します。

 

 

利用手順:

リボン

動作解析 > ウィンドウ > ブレークポイント

 

 

メモリに対する操作の検知

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操作方法

1

データブレークポイントのボタン を押します。

2

ウォッチ対象のメモリアドレスを入力します。ローカル変数サブウィンドウからアドレスをコピーすると効率的です。

3

検知対象の操作について指定します。「書込」を選択した場合は、そのアドレスに対する書き込みの場合のみ停止します。「読み書き」の場合には、そのアドレスに対する参照か書き込みかのいずれかの操作で停止します。

4

実行するアクションを指定します。「停止」はデバッグ処理を中断し、停止します。「トレース」を選択した場合には処理は停止せず、デバッグサブウィンドウに情報を表示します。

5

追加したデータブレークポイントは、ブレークポイントサブウィンドウ内の一覧に表示されます。

6

データブレークポイントを右クリックし、メモリビューアで指定したアドレスの情報を見ることもできます。

7

データブレークポイントを削除する場合には、対象のブレークポイントを一覧で選択してDeleteキーを押して下さい。あるいは、項目にあるチェックボックスのチェックを外すことで、一時的に無効にすることもできます。

 

 

利用条件

この機能は、Windows NativeのC/C++のみに対応しています。