一覧オブジェクトの定義

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一覧オブジェクトの定義

モデルには、設計に関する情報だけでなく、プロジェクト管理に役立つ情報も含まれています。こうした情報を適切な形で表現することで、全体の状況の把握や理解が容易になります。一覧オブジェクトは、指定した条件を満たす要素を一覧形式で表示することのできる、1つの要素です。ダイアグラム内に複数の一覧オブジェクトを配置し、モデルに関するさまざまな情報を分かりやすく表示することができます。

 

一覧オブジェクトは、表示する内容をSQLのクエリとして定義する必要があります。表示されている一覧については、操作モードに変更すると、表示内容(列)の変更などのいくつかの操作が可能です。

 

 

利用手順:

ダイアグラム内あるいはモデルブラウザ内の一覧オブジェクト要素を選択し、以下のいずれかの方法でプロパティダイアログを表示します。
(一覧オブジェクトを未作成の場合には、ツールボックス内の「拡張表現」グループ内にある「一覧オブジェクト」をダイアグラムにドロップして要素を作成してください。)

リボン

モデル > 要素 > サブウィンドウ > プロパティダイアログ > ソース

コンテキストメニュー

要素を右クリック | プロパティ | プロパティ | ソース

キーボード

Alt+Enter | ソース

その他

要素をダブルクリック | ソース

 

 

表示内容の指定方法

項目

説明

カスタムSQLタブ

プロパティダイアログのソースグループ内にあるカスタムSQLタブでは、一覧に表示される内容を指定します。

(参考:検索ルールの新規作成)

 

例:

SELECT t_object.Name, t_object.Status, t_object.Author

FROM t_object WHERE t_object.Object_Type = 'Change'

 

このクエリは、変更要素の一覧を返します。一覧には名前・状態・作者の情報が含まれます。As句を利用して、一覧に表示される見出し部分の文字列を指定することもできます。

また、他のSQL検索で利用できるいくつかのマクロを利用することもできます。

OK

変更内容を保存し、ダイアログを閉じます。

キャンセル

変更内容を破棄し、ダイアログを閉じます。

 

 

一覧オブジェクトの内容の編集

一覧オブジェクトの定義を行い内容が表示される状態になったら、他の要素と同様に要素の境界線をドラッグして要素の大きさを変更できます。大きさを適切に変更することで、一覧の内容を見やすくすることができます。また、一覧オブジェクト要素を右クリックして「一覧オブジェクトの内容を操作」を実行すると、一覧内の項目を右クリックし、いくつかの操作を実行できるようになります(操作モード)。

 

項目

説明

操作モードの終了

一覧内の要素の操作モードを終了します。

プロパティ

右クリックした要素のプロパティダイアログを表示します。

選択した要素をクリップボードにコピー

選択した要素をクリップボードにコピーします。

ドキュメントの生成

ドキュメントを生成します。以下のいずれかの選択が可能です。

  • 選択した要素ごとに、別々のドキュメントを生成する
  • 選択した要素を全て含む1つのドキュメントを生成する

いずれの場合でも、ドキュメントの生成ダイアログが表示されます。

利用されているダイアグラム

選択した要素が利用されているダイアグラムを表示します。

利用されているダイアグラムが1つのみの場合、そのダイアグラムを開き、対象の要素を選択状態にします。

利用されているダイアグラムがないか、あるいは複数の場合にはダイアログが表示されます。

モデルブラウザ内の位置を表示

選択した要素の、モデルブラウザ内の位置にカーソルを移動します。

 

注意:

  • 一覧のSQLクエリに ea_guid AS CLASSGUID, という内容が含まれている場合、一覧に表示されている要素をドラッグ&ドロップして、ダイアグラムに配置することができます。
  • 操作モードの状況では、他の一覧と同様に表示する列を指定したり、指定した列でグループ化したり、フィルタで表示内容を絞り込んだりすることができます。

 

 

参照: