要素が利用されているダイアグラムの一覧

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要素が利用されているダイアグラムの一覧

モデル内で定義された要素は、モデル内の複数のダイアグラムにおいて利用することができます。例えば、1つの要素を異なる目的のダイアグラムに配置することができます。このように複数のダイアグラムに配置されている要素について、「利用されているダイアグラム」の機能を利用することでどのダイアグラムに配置されているかを簡単に確認することができます。また、配置されているダイアグラムを開き、対象の要素にカーソルを移動することができます。

 

以下の対象について、利用されている位置を検索できます。

 

また、以下の関係についても見つけることができます。

 

この機能の動作は次の通りです。

 

「利用されているダイアグラム」ダイアログには、左端のから順に「利用方法」「ダイアグラムの種類」「ダイアグラム」の3つの列があります。「ダイアグラム」の列には、ダイアグラムの名前が表示されます。それぞれの列は、マウスカーソルを列の境界に移動してマウスカーソルの形が になったら、ドラッグすることで列の幅を変えることができます。また、上記の3つ以外にも、幅が0の列がいくつかりますが、これらはツールのための管理情報が含まれています。

 

このダイアログは大きさを自由に変更することが可能です。必要に応じてダイアログの大きさを変更し、またそれぞれの列の幅を調整して下さい、また、それぞれの列の見出し(ヘッダ)をクリックすることで、クリックした列の内容をソートすることができます。

 

 

このダイアログの呼び出し方

このダイアログを呼び出す方法は、対象の項目により異なります。

項目

説明

要素

モデルブラウザからの操作では、対象の要素を右クリックし、「利用されているダイアグラム」 を選択します。

ダイアグラム内からの操作では、対象の要素を右クリックし、 「検索 | 利用されているダイアグラム」 を選択します。

いずれの場合も、ショートカットキーは Ctrl+U です。

パッケージ

モデルブラウザからの操作では、対象のパッケージをクリックし、リボンの「モデル > 要素 > 操作 > 利用されているダイアグラム」 を選択します。

ダイアグラム内からの操作では、対象のパッケージを右クリックし、「検索 | 利用されているダイアグラム」を選択します。

いずれの場合も、ショートカットキーは Ctrl+U です。

画像

ダイアグラム内で、要素に適用されている画像が他のどのダイアグラムの要素で利用されているかを調べるには、対象の画像が適用されている要素を右クリックして「書式設定 | 既定の画像を選択」あるいは「画像を選択」を実行します。どちらの場合でも、画像の管理ダイアログが表示されます。適切なメニュー項目を選択していれば、現在適用されている画像が一覧で選択されている状態になります。

(「画像を選択」で画像を適用した場合には、「画像を選択」の項目を選択すれば、画像の管理ダイアログの一覧で画像が選択された状態になります。)

 

一覧で対象の画像が選択された状態で、「利用状況」のボタンを押します。利用されているダイアグラムのダイアログが表示されますが、一覧の表示内容は以下のようになります。

  • 最初の列には対象の画像が適用されている要素名が表示されます。
  • 次の列は、その要素が配置されているダイアグラム名が表示されます。
  • その他に、内部的な管理のための情報として、要素の内部的なID・ダイアグラム内の要素のID(DID)・対象の要素のElementIDの列が存在します。

 

対象の項目を一覧で選択した後に、「開く」ボタンを押すことで、該当のダイアグラムを開き、対象の要素にカーソルを移動します。

ユースケース要素の拡張点

この機能は、複数の拡張点が定義されているユースケース要素に対してのみ、意味がある機能です。

 

ダイアグラム内のステレオタイプ <<extend>> を持つ拡張の接続を右クリックし、「追加設定 | 拡張点 | 拡張点の設定」を選択します。

 

「利用されているダイアグラム」ダイアログが表示され、対象のユースケース要素に定義されている拡張点が一覧に表示されます。

 

対象の拡張の接続と結びつけたい拡張点を一覧から選択して「開く」ボタンを押すことで、ダイアグラム内にその拡張点を示すノート要素を表示します。

 

もし拡張点が存在しない場合には、拡張点を作成するかどうかを確認するメッセージが表示されます。

操作から派生したオブジェクト

モデルブラウザ内で、対象の操作を選択し、リボンから「モデル > 要素 > 操作 > 利用されているダイアグラム」を選択します。

 

「利用されているダイアグラム」ダイアログが表示され、対象の操作が利用されている振る舞い呼び出しアクション要素かシーケンス図あるいはコミュニケーション図のメッセージが一覧に表示されます。

 

一覧内の項目をダブルクリックすることで、該当のダイアグラムを開き、対象の項目にカーソルを移動します。

(参考:非同期のシグナルメッセージアクティビティ図内のクラスの操作

遷移に関係するトリガ

ステートマシン図内の、複数のトリガが関連づけられている遷移を右クリックし、「トリガの位置を表示」を選択します。

 

「利用されているダイアグラム」ダイアログが表示され、結びつけられているトリガが表示されます。トリガ名をダブルクリックすると、モデルブラウザ内のトリガ要素にカーソルが移動します。

 

なお、結びつけられているトリガが0個あるいは1個の場合は、このダイアログは表示されません。

運ばれる要素

運ばれる要素が複数ある情報フローを右クリックし、「運ばれる要素の検索」を実行すると、「利用されているダイアグラム」ダイアログが表示され、結びつけられている要素が表示されます。要素名をダブルクリックすると、モデルブラウザ内の要素にカーソルが移動します。

 

なお、結びつけられている要素が0個あるいは1個の場合は、このダイアログは表示されません。

 

 

参照: