遷移

<< 目次を表示 >>

ページ位置:  UMLのモデリング > UMLの接続 >

遷移

 

遷移はある状態から別の状態への論理的な移動を定義します。この遷移には次のようなプロパティが定義できます。

 

項目

説明

ガード

イベントが発生した後であり、遷移が実行される前に評価される式です。

ガード条件が真である場合には遷移が有効になります。

アクションを他の振る舞い要素で指定

遷移した結果発生する事象が他の振る舞い要素によって定義される場合にチェックを入れます。主に振る舞い図からのコード生成で利用します。

効果

以下のいずれかの方法で指定します。:

  • 遷移が実行されると起きる処理を、直接入力します。
  • 「アクションを他の振る舞い要素で指定」のチェックボックスにチェックを入れた場合には、アクティビティなどの要素を指定することができるようになります。指定した要素を変更する場合には、[選択]ボタンを押して対象の要素を指定してください。

トリガ

名前

トリガの名前を指定します。以下のいずれかの方法で指定します。

  • 新規にトリガを作成する場合には、直接名前を入力します。
  • [選択]ボタンを押し、既存のトリガを選択します。

種類

トリガの種類です。次の4つから選択します。

  • シグナル : 非同期メッセージを受信した場合です。(SignalEvent)
  • 呼び出し : あるクラスの処理を実行するためにメッセージを送信する場合です。(CallEvent)
  • 時間 : 特定の時間を示すイベントです。(TimeEvent)
  • 変更 : 属性の値の変化の結果、イベントが発生する場合です。(ChangeEvent)

注意:

ステートマシン図からのソースコード生成で、既定のテンプレートを利用する場合に現在対応しているのは時間および変更のイベントのみです。

仕様

遷移を発生させる条件を指定します。

  • イベントの種類 (時間あるいは変更)
  • 呼び出しあるいはシグナルの場合には、[指定]ボタンを押して、関係する要素を指定します。

保存

編集中のトリガを保存します。

新規

トリガの選択ダイアログを利用してトリガを追加します。

削除

一覧から選択中のトリガを削除します。

<トリガの一覧>

関連づけられているトリガが一覧に表示されます。以前のバージョンで定義されたトリガの場合には、トリガの名前や種類が表示されていないこともあります。

 

注意:

  • フォークやジョインにはトリガやガードは定義することができません。
  • 遷移に対して、右クリックして表示されるメニューの「トリガの位置を表示」の項目から、関連付いているトリガ要素のモデルブラウザ内の位置を探すこともできます。
  • 状態の内部に表示される「内部遷移」を定義することもできます。

 

 

ツールボックスのアイコン

 

 

参照: