対象のパッケージに含まれない要素

モデル内の要素は、モデル内の複数のダイアグラムに配置できます。その結果、ドキュメントの出力対象のパッケージに含まれていない要素が、出力対象のダイアグラム内に配置されている場合もあります。出力対象のパッケージに含まれる要素と、含まれていないが利用されている要素に対して、別々の出力形式を指定できます。また、含まれていない要素について、その要素が配置されているすべてのダイアグラムに関連する要素としてドキュメントに出力するかどうかを指定できます。

このページで紹介する方法で「内部」と「外部」の要素を区別することで、情報の重複を防ぐことが可能になり、また対象のパッケージには含まれていないことを明示できます。また、外部の要素について、どのパッケージに含まれるのか、どのダイアグラムに配置されているかを明示する方法についてもこのページで説明します。

利用手順:

リボン	生成・入出力 > ドキュメント > テンプレートエディタ > 構成
その他	モデルブラウザ内のリソースタブ \| ドキュメントテンプレート \| ユーザーテンプレート \| テンプレート : 対象のテンプレートを右クリック \| 開く > 構成

操作方法の例:

#	操作方法
1	エディタ左側にある構成パネルで、「パッケージ > 要素」のチェックボックスにチェックを入れます。すると、エディタ部分では以下のようにセクションが挿入されます。
2	2つの[右クリックして...]の文字列を削除します。その後、この例では以下のように入力しました。「パッケージ >」のセクションでは、 Package Name: と入力し、その後にパッケージ名のフィールドを挿入しました。「要素 >」のセクションでは、 Element Name: と入力し、その後に要素名のフィールドを挿入しました。その結果、以下のようになります。
3	次に、構成パネルから「パッケージ > ダイアグラム > 要素」のチェックボックスにチェックを入れます。以下のような構成になります。
4	2つの[右クリックして...] の文字列を削除します。その後、この例では以下のように入力しました。「ダイアグラム >」のセクションでは、 Diagram Name: と入力し、その後にダイアグラム名のフィールドを挿入しました。「要素 >」のセクションでは、 External Element Name: と入力し、その後に「要素名(すべて)」のフィールドを挿入しました。その結果、以下のようになります。要素の名前として、「名前(すべて)」のフィールドを指定することで、要素が含まれるパッケージ名を含んだ形で出力されます。

対象のダイアグラムの指定とドキュメントの出力:

#	操作方法
1	以下のいずれかの方法を実行します。対象のダイアグラムのプロパティダイアログの「ダイアグラム」タブにおいて、「すべての要素を対象」にチェックを入れるドキュメントの生成ダイアログにおいて、「ダイアグラム内の要素をすべて出力」にチェックを入れる (この方法の場合、すべてのダイアグラムが対象になります。)
2	モデルブラウザでドキュメントの出力対象のパッケージを指定し、ドキュメントの出力を実行する。
3	上記のテンプレートを利用した場合には、以下のような形で出力されます。上の内容では、BlockFrameパッケージには8つの要素が格納されているほか、3つの外部のパッケージに含まれる要素が利用されていることが分かります。これらの3つの要素は、Modelと言う名前のパッケージに格納されていることが分かります。

注意:

ここで説明している内容は、外部の要素を明示する最低限の方法です。必要に応じてテンプレートの内容を追加したり書式を整理したりしてください。

もし、「パッケージ > ダイアグラム > 要素」のセクションの内容を追加しなかった場合には、「パッケージ > 要素」のセクションの内容が利用されます。この場合には、「ダイアグラム >　要素」のセクションでは利用できない、要素についてのさまざまなセクションの内容を出力できます。
「パッケージ > ダイアグラム > 要素」のセクションの内容を追加した場合には、外部の要素と内部の要素で出力形式を変えられます。

「パッケージ > ダイアグラム > 要素」のセクションを追加し、かつ「パッケージ >要素」のセクションを追加しなかった場合には、それぞれのダイアグラムで利用されている要素のみが出力対象となり、パッケージに格納されている要素はダイアグラムで利用されている場合にのみ出力されることになります。
ノート要素やハイパーリンク要素など、特定のダイアグラムのみで使われる前提の要素(ダイアグラム要素のパッケージに格納される要素)は、このページの対象となっている、対象のパッケージに含まれない要素と同じ扱いになります。

参照:

出力する内容の指定

#	操作方法
1	エディタ左側にある構成パネルで、「パッケージ > 要素」のチェックボックスにチェックを入れます。すると、エディタ部分では以下のようにセクションが挿入されます。
2	2つの[右クリックして...]の文字列を削除します。その後、この例では以下のように入力しました。「パッケージ >」のセクションでは、 Package Name: と入力し、その後にパッケージ名のフィールドを挿入しました。「要素 >」のセクションでは、 Element Name: と入力し、その後に要素名のフィールドを挿入しました。その結果、以下のようになります。
3	次に、構成パネルから「パッケージ > ダイアグラム > 要素」のチェックボックスにチェックを入れます。以下のような構成になります。
4	2つの[右クリックして...] の文字列を削除します。その後、この例では以下のように入力しました。「ダイアグラム >」のセクションでは、 Diagram Name: と入力し、その後にダイアグラム名のフィールドを挿入しました。「要素 >」のセクションでは、 External Element Name: と入力し、その後に「要素名(すべて)」のフィールドを挿入しました。その結果、以下のようになります。要素の名前として、「名前(すべて)」のフィールドを指定することで、要素が含まれるパッケージ名を含んだ形で出力されます。