ワークフロースクリプト

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ワークフロースクリプト

注意:

バージョン15.0からは、スクリプト以外のアドインについても、EA_Connectイベントで対応することで、ワークフローの処理を実装できるようになりました。そのため、このページの内容は過去のバージョンとの互換性のために残し、今後の機能追加・変更は行いません。

 

Enterprise Architectではワークフロースクリプトを定義して組織の方針やプロジェクトのガイドラインに適応したモデリング環境を構築することができます。

 

プロジェクトの管理者は、それぞれの利用者がモデルを利用する際の方法にあわせてワークフロースクリプトを定義・利用することができます。例えば、プロセス(手順)に応じた作業・秘密保持・標準への準拠・変更の監視などの目的で利用できます。また、個々の利用者のモデルの変更権の管理のために利用することもできます。

 

 

利用手順:

リボン

アドイン・拡張 > ツール > スクリプト

 

項目

説明

プロジェクトの管理

チームでの設計開発において適切に管理された状態にするためには、設計開発のガイドラインやポリシーが明確に定義されているかどうかが重要です。

もし適切なポリシーや手続きが正しく理解されていなかったり、あるいは正しく従われていない状態の場合には、プロジェクトの成功が危うくなります。また、人間の間違いや設計者がルールを守らない状態からの回復のコストによっても、適切に管理された状態を維持できない可能性があります。

設計開発とポリシー・手続き

ワークフローを管理したり、役割に応じたアクセス権を定義したり、変更のイベントを把握したりすることで、このようなポリシーや手続きを設計開発のプロセスに取り入れることができます。

この方法は、ポリシーや手続きに従って開発するためのコストを下げることができます。また、協調的な設計開発を支援することもできます。さらに、プロジェクトが予定されたとおりに進むことは、チームにとって大きな自信になります。設計開発チームは最適なガイドラインに従うことで、モデルの正当性・変更管理・一般的な設計開発の原理を維持することができます。

 

 

ワークフロー利用時の選択

ワークフロースクリプトを利用する場合には、以下の2つの言語から選択します。

 

 

VBScriptを利用する方法は、このページの冒頭にも記載のように、過去のバージョンとの互換性のために残されている古い方法が利用できます。

JavaScriptを利用する方法は新しく追加された方法で、VBScriptを利用する場合よりも機能が多く、柔軟に制御できます。

 

JavaScriptを利用する場合の方法については、「ワークフローに関するイベント」のページをご覧ください。

 

VBScriptを利用する場合の方法については、「ワークフロースクリプトの関数」のページをご覧ください。

 

 

注意:

  • ワークフローの機能はコーポレート版以上で利用できます。
  • ワークフローの機能を利用する場合には、セキュリティ(アクセス権)機能を有効にしなければなりません。
  • ワークフロースクリプトの作成・編集などの管理のためには、ワークフローの管理のアクセス権が必要です。ただし、このアクセス権が有効なユーザーに対しては、ワークフロースクリプトは実行されません。スクリプトの内容にかかわらず、常にバージョン・状態などの値は編集可能です。ワークフロースクリプトを適用するユーザーは、このアクセス権を無効にしてください。

 

 

参照: