XMLファイルを利用したプロジェクトの転送

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XMLファイルを利用したプロジェクトの転送

プロジェクトの内容を、ある形式(例えばEAPファイル)から別の形式(例えばSQL Server)に転送する場合には、プロジェクトの転送機能が利用できます。別の方法として、プロジェクト全体をXMLファイルとして転送することもできます。プロジェクトの転送機能とは異なり、転送元と転送先のプロジェクトに同時に同一マシンから接続する必要がありません。

 

プロジェクトの転送機能とは異なる点として、以下の2つの手順が必要になる点があります。

 

  1. 転送元のプロジェクトをEnterprise Architectで開き、XMLファイルとしてプロジェクトの全ての内容を出力する
  2. 転送先のプロジェクトをEnterprise Architectで開き、出力したXMLファイルを読み込む

 

 

 

プロジェクトの規模に関係なく、すべての要素・接続・ドキュメント・リファレンス情報を含む内容を、簡単に出力し、他のプロジェクトで読み込むことができます。あるプロジェクトからデータを出力し、別のプロジェクトに読み込む際の処理は比較的高速に行うことができます。どのような形式のプロジェクト(クラウド・DBMSリポジトリ・ファイル)でも使用することができます。プロジェクトの内容の出力は、バックアップ・記録(スナップショット)の保持・他のツールでの利用など、さまざまな用途に使用できます。

 

この機能は、設計者がクラウドのホスティング環境に直接接続できず、Proクラウドサーバが利用するプロジェクトがプライベートサブネットセキュリティで保護されている場合に特に有用です。この入出力機能は、クラウドにあるプロジェクトへの転送手段として効果的に使用できます。

 

利用手順:

リボン

  • プロジェクト > ツール > 転送 > 独自形式のXMLファイル > プロジェクトを出力
  • プロジェクト > ツール > 転送 > 独自形式のXMLファイル > プロジェクトを読み込み

 

 

プロジェクト全体をXMLファイルに出力する

プロジェクトの内容をXMLファイルに出力ダイアログを利用し、プロジェクト全体をXMLファイルに出力できます。複数のXMLファイルが出力されます。

 

項目

説明

プロジェクト

現在のプロジェクト名が表示されます。

ディレクトリ

XMLファイルの出力先となるディレクトリを指定します。参照ボタンを押してディレクトリを指定することができます。

 

注意:

  • 指定したディレクトリの内容は、出力前に内容は削除されます。
  • 指定したディレクトリに転送ファイルとは関係ないファイルがある場合、サブディレクトリを作成するかどうかの確認メッセージが表示されます。

出力

プロジェクトの出力を実行します。指定したディレクトリに複数のXMLファイルを出力します。

 

注意: 以下の内容は出力されません。

  • 監査機能のログ
  • ダイアグラムの画像および画像マップ
  • 付属ドキュメントの内容のHTMLキャッシュ

(参考:クラウド)

閉じる

このダイアログを閉じます。

ヘルプ

このヘルプページを表示します。

 

 

プロジェクト全体をXMLファイルから読み込む

XMLファイルからプロジェクトを読み込みダイアログを利用し、プロジェクト全体をXMLファイルから読み込みできます。読み込み先となる、開いているプロジェクトの内容は全て削除されます。必要に応じて、読み込み前にバックアップを取得してください。

 

項目

説明

プロジェクト

現在のプロジェクト名が表示されます。

ディレクトリ

読み込むXMLファイルが格納されているディレクトリを指定します。参照ボタンを押してディレクトリを指定することができます。

読み込み

このボタンを押すと、プロジェクトの読み込みを実行します。

プロジェクトの読み込み状況は出力サブウィンドウに表示されます。

閉じる

このダイアログを閉じます。

ヘルプ

このヘルプページを表示します。

 

注意:

  • 読み込み先となるプロジェクトの内容は全て削除されますので、事前にバックアップを取得してください。
  • コーポレート版以上のエディションでセキュリティ(アクセス権)機能を利用している場合には、XMLの出力およびXMLの読み込みのアクセス権が必要です。
  • この機能で出力したXMLファイルは、他の機能で読み込むことはできません。
  • SQLServerのリポジトリに読み込む場合には、t_imageテーブルに対してALTERの権限が必要です。
  • この機能と同じ出力は、APIのProject.ExportProjectXML() でも実行できます。

 

 

参照: