プロジェクト管理

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プロジェクト管理

 

Enterprise Architectは、プロジェクトの管理に関する機能も多数搭載しています。プロジェクトに関する情報は貴重な資産であり、適切に管理する必要があります。例えば、リスクはいくつかの方法でモデルとして管理することができ、測定(メトリクス)と見積もりの​支援機能によりプロジェクトの労力を判断できます。タスクを作成して特定の役割を果たすリソースに割り当てることができ、その内容をガントチャートで表示できます。細かいレベルで変更を追跡できる監査機能と、ユーザーがモデル上で協力して作業するためのチームライブラリ機能・レビュー機能・ディスカッション機能があります。

 

Enterprise Architectの各要素には、フェーズ・バージョン・状態・作成者・作成日・変更日などのプロジェクト管理に役立つ多数のプロパティがあります。これらの内容と強力なドキュメント生成機能を組み合わせれば、誰でも簡単に情報を抽出できます。また、プロジェクトマネージャーや他のユーザーは、リポジトリ内の情報を表現するチャートを作成することもできます。例えば、プロジェクトの特定のフェーズのステークホルダ要件の状態を示すために、円グラフを作成することができます。

 

項目

説明

測定と見積もり

プロジェクトの測定、ソリューションの構築と配置にどの程度の時間や作業が必要かということを測る作業です。

Enterprise Architectではユースケース測定機能はシステムの複雑さやモデルの実装に必要な時間を荒い粒度で測定することのできる手段です。

これにより、プロジェクト全体の時間軸を決める一つの材料にすることができます。

担当者の管理

Enterprise Architectでの担当者とは、設計プロジェクトに関連する人々を指します。

それぞれの担当者には役割や作業項目を割り当て、進捗管理を行うことができます。

プロジェクトの保守

設計プロジェクトが進行する間、ここのモデル要素について進捗や問題点などを管理することができます。

具体的には、変更点・問題点・作業・バグなどを個々の要素について管理することができます。また、これらの内容をドキュメントとして出力することもできます。

同様に、Enterprise Architectでは変更点や問題点について、(個々の要素の単位ではなく)プロジェクト全体を対象にして項目を管理することもできます。

操作ガイダンス

Enterprise Architectの操作ガイダンステンプレートでは、Enterprise Architectのさまざまな機能を使うための手順を可視化し、作業ステップ・各手順での確認項目・関係する情報へのリンクなどを可視化することができます。

ただし、この機能の本来の目的は、設計開発のプロセスについて、同様に流れを可視化することです。システムまたはアーキテクチャのモデルを開発するには、複雑なプロセスの流れを可視化し、それぞれのプロセスにおけるチェック項目を明確にすることが有用です。

この操作ガイダンスのテンプレートを参考に、利用する組織ごとの独自のガイダンスを作成し提供することで、効率改善に役立ちます。

プロジェクト全体の作業項目や問題

プロジェクト全体について、技術的ではないさまざまなTodo項目(ミーティングなど、プロジェクトの実施のために必要な事柄)や、技術的ではないプロジェクトの問題点等を管理することができます。

 

 

参照: