分散環境での開発

Enterprise Architectを利用した分散環境での開発には、2通りの方法があります。

複製

複製機能を利用すると、地理的に離れている場所でモデルの複製に対して更新や変更を行うことができます。その後、中心となる場所のマスターファイルに対して、マージを行います。

複製を利用する場合には、「複製」のページをご覧ください。

XML形式の入出力

XML形式の入出力機能を利用することで、分割されたパッケージごとにモデリングすることができます。XML形式で出力し、開発チーム内で共有します。この方法はいくつかの点で複製よりも優れています。

必要な部分のみに対して作業を行い、結合してモデルを作成することができます。
必要に応じて、モデル全体を組み合わせることもできます。
異なる目的のために、異なるパッケージを組み合わせてモデルを作成することができます。例えば、顧客の視点からのモデルや、内部リリース用のモデルといった目的で、必要なパッケージのみを組み合わせてモデルを作成することができます。
必要に応じて、モデルの一部のみをロールバックする(戻す)ことができます(バージョン管理ツールとの併用が便利です)。
パッケージを分割して作業をしていると、開発者の間で衝突が起きる可能性が低くなります。
プロセスを、他のバージョン管理システムを利用して管理することができます。

この機能を利用するには、読み込みと出力の設定から行います。この機能は、「生成・入出力」パネル内の「モデルの入出力」パネル内のボタンから利用できます。

さらに、この作業において、パッケージの一括入出力機能を利用することもできます。

参照: