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トレースポイントの機能は、デバッグ中に任意の内容を出力するための機能です。トレースポイントの機能を利用すると、アプリケーションのソースコードの内容を変更することなく、内部の動作の確認や値の出力を行うことができます。

 

トレースポイントはソースコードエディタ内で設定します。ブレークポイント同じく、指定した行に配置します。配置した行が実行されるとき、その内容を評価し、その結果をデバッグサブウィンドウかファイルに出力します。

 

 

利用手順:

設定したトレースポイントは、ブレークポイントサブウィンドウで管理できます。ブレークポイントサブウィンドウは、次の方法で表示できます。

 

 

手順:

 

 

トレース式の指定

トレース式として指定できる内容は、文字列になります。ただし、変数の値を出力内容に含めることもできます。

 

利用可能な文字は以下の通りです。

• $ - 文字列変数(属性)の内容を出力する場合には '$' を変数名の前につけてください
• @ - プリミティブ型(整数型など)の場合には '@' を追加します (int, double, char)

 

これらの文字は、以下の例のようにして出力に利用できます。

  There were @Passengers before @PeopleOFF got off the train at $Arriving.Name Station

 

ソースコード内の変数の値をトレースするほかに、 $stack および $frame のキーワードをトレース文で利用して現在のスタックトレースを表示できます:

• $stack -出力時のスタックの情報を出力します
• $frame[start](count) - 指定した条件・範囲のスタックの情報を出力します。例えば、$frame[0](5)と指定すると、現在のフレーム(0番目)から、4つ前のスタックまで(現在のフレームを含めて合計5つ)の情報を出力します。

 

 

 

 

参照:

• テストポイントの管理