MDGテクノロジーの読み込み

MDGテクノロジーを利用する際には、そのファイルを読み込んで利用可能にする必要があります。

読み込む人の環境で利用可能にする場合には、%APPDATA%\Sparx Systems\EA\MDGTechnologiesディレクトリにMDGテクノロジーのXMLファイルを配置します。
特定のプロジェクトで利用可能にする場合には、そのプロジェクトに読み込みます。

MDGテクノロジーのXMLファイルがメタファイルを参照している場合には、そのメタファイルを同じディレクトリに配置してください。

MDGテクノロジー内で、独自のモデルテンプレートを提供している場合には、そのモデルテンプレートの中身となるXMLファイルおよびXMLファイルと同名のRTFファイル(説明ファイル)をModelPatternsディレクトリに配置する必要があります。ModelPatternsディレクトリは、Enterprise Architectのインストールディレクトリ内にあります。

Enterprise Architectは起動すると、Enterprise ArchitectのインストールディレクトリとAPPDATAフォルダ以下にあるMDGTechnologiesフォルダ内のファイルを開き、有効なXMLファイルを利用可能なMDGテクノロジーとして認識します。また、プロジェクトファイルに読み込まれているMDGテクノロジーは、モデルブラウザ内のリソースタブ内に表示されます。いずれの場合も、モデルテンプレートの情報をModelPatternsディレクトリに配置する必要があります。

利用手順:

リボン	アドイン・拡張 > MDGテクノロジー > 独自拡張 > MDGテクノロジーファイルの読み込み
コンテキストメニュー	モデルブラウザ内のリソースタブでMDGテクノロジーフォルダを右クリック \| テクノロジーの読み込み

手順:

操作方法

MDGテクノロジーの読み込みダイアログが表示されます。

「ファイル名」の欄に、MDGテクノロジーファイルを指定します。 [参照]ボタンを利用してファイルを指定できます。

適切なファイルを指定すると、タイトルとバージョン・ノートが表示されます。

注意:

ID・名前・ノートが定義されていない(空文字列の)MDGテクノロジーは読み込むことができません。

以下のいずれかの選択を行います。

「プロジェクトに読み込み」を選択すると、現在開いているプロジェクト内にMDGテクノロジーファイルを読み込みます。この場合には、このプロジェクトを開いた他の利用者もMDGテクノロジーを利用できますが、他のプロジェクトでは利用できません。
「実行中のマシンに読み込み」を選択すると、実行したマシンにMDGテクノロジーファイルを読み込みます。対象のマシンで他のプロジェクトを開いた場合でもMDGテクノロジーファイルを利用できます。

OKボタンを押すと読み込みが開始されます。

読み込みが完了すると、読み込んだMDGテクノロジーはの%APPDATA%フォルダ以下に配置されます。
(%APPDATA%フォルダとは、Windowsで提供されているアプリケーションごとのファイルを配置する場所です。)
すでに同じ名前のMDGテクノロジーファイルを読み込み済みの場合には、上書きするかどうかの確認ダイアログが表示されます。

読み込み処理が完了すると、MDGテクノロジーの設定ダイアログに、項目が追加されます。

MDGテクノロジーダイアログで読み込んだ項目が表示されるか確認してください。このダイアログを表示するには、「アドイン・拡張」リボン内の「MDGテクノロジー」パネルにある「設定」ボタンを押します。

注意:

「実行中のマシンに読み込み」で追加したMDGテクノロジーを削除したい場合には、%APPDATA%\Sparx Systems\EA\MDGTechnologiesフォルダにある、読み込んだXMLファイルを削除して下さい。
MDGテクノロジー内の内容が多い場合には、Enterprise Architectの起動や動作の速度にも影響を与える場合があります。利用しないMDGテクノロジーのファイルは削除することをお勧めします。
「プロジェクトに読み込み」で追加したMDGテクノロジーファイルを削除したい場合には、MDGテクノロジーの設定ダイアログで対象のMDGテクノロジーを選択後、「削除」ボタンを押して下さい。

参照: