衝突の解決 - QEA

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衝突の解決 - QEA

同期時に同じ要素に対して複数の作業者が変更している場合には、どの変更を有効にし、どの変更を廃棄するのかを解決する必要があります。この選択はEnterprise Architect内部のルールによって自動的に行われますが、その際に廃棄された変更も保持され、必要に応じてその選択を手動で変更することもできます。 複製の同期の後、衝突が存在する場合には同期時のエラーの解決ダイアログを呼び出してどの変更を採用し、どの変更を廃棄するかを選択することもできます。

 

 

 

衝突を解決する

同期中の衝突の解決ダイアログでは、衝突した内容が一覧に表示され、いくつかの解決方法が利用できます。基本的には、次のいずれかの方法となります。

 

同期中の衝突の解決ダイアログには次の2つの情報が表示されます。

項目

説明

衝突しているレコード

ダイアログ上部の一覧には、Enterprise Architectのデータベース内の衝突しているレコードが表示されます。

 

行の末尾の [...] ボタンを押すことで以下の操作が可能です。

  • 表示内容をコピー
  • 対象の要素のモデルブラウザ内あるいはダイアグラム内の位置を確認する

 

一覧の内容をクリックすると、その詳細が「衝突の詳細」欄に表示されます。

衝突の詳細

衝突しているレコードの具体的な内容について、デザインマスターと複製とのそれぞれの値を表示します。

 

 

衝突の解決

項目

説明

マスター側の値を採用

このボタンを押すと、衝突内容について、すべてデザインマスター側の内容を採用し、複製側に上書きします。

複製側の値を採用

このボタンを押すと、衝突内容について、すべて複製側の内容を採用し、デザインマスター側に上書きします。

選択した項目を採用

衝突の詳細一覧でこの機能が利用できます。以下のいずれかを選択します。

  • デザインマスター側の値を全て採用します。
  • 複製側の値を全て採用します。
  • それぞれの項目ごとにどちらを採用するかを選択します。

 

選択後、このボタンを押すことで、指定した内容で衝突を解決します。

 

 

注意点

項目

説明

衝突を事前に回避する

複製機能を利用する場合でも、複数の設計者がそれぞれ異なるパッケージで別々の内容を編集するようにすることを推奨します。

解決しない衝突

全ての衝突を解決しない場合でも、このダイアログを閉じることができます。

衝突を解決しない場合、デザインマスターも複製も、未解決の状態のままとなります。同期機能を再度実行することで、再度このダイアログを表示することができます。