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システムやアーキテクチャのモデルを構築する際に、さまざまな作業を含む複雑なプロセスを適用することがあります。そうしたプロセスでは、それぞれのしかるべきタイミングで内容のチェックを行い、適切にモデルが構築されるように支援します。このようなプロセスがある場合には、「ガイダンス」としてテンプレートを作成し、Enterprise Architectの利用者が利用できるようにすると効果的です。そのテンプレートには、それぞれの段階(ステージ)において行うべきこと、確認すべきことなどが明記され、チェックリスト要素を用いてそれぞれの作業や確認が完了したかどうかを可視化できます。次のステージに進むための条件を満たしているかどうか、一目で確認できます。

 

ガイダンスのテンプレートにはアクティビティ図が含まれ、それぞれのステップに含まれるアクションが作業を示します。同時に、1つないしは複数のチェックリスト要素が存在し、アクションに含まれる作業の詳細を示します。ガイダンスのテンプレートをパッケージに取り込み、必要に応じて編集し利用します。それぞれの設計者は、作業が終わるごとにチェックリストにチェックを入れていきます。

 

テンプレートは、必要に応じて独自に作成したり、内容を拡張して活用したりできます。

 

 

 

利用手順:

 

 

ガイダンスを取り込む

ガイダンスを取り込む方法は以下の通りです。

 

 

「追加先」の欄の隣にある ボタンを押し、追加先のパッケージを指定してください。

 

その後、一覧から利用するガイダンスを選択してください。選択すると、右側にその内容が表示されます。

 

タブ内左下の「モデルとして読み込み」ボタンをクリックすると、モデルブラウザ内には、選択した内容を含むパッケージとダイアグラムが生成されます。下の例では、チェックリスト要素とプロセス要素を含む2つの子パッケージが作成されます。作成された内容を編集して、特定のプロセスに合わせて調整することができます。

 

 

「モデルとして読み込み」ボタンを押すと、表示されている内容がモデルとしてモデルブラウザ内に取り込まれます。通常、操作ガイダンスには2つのパッケージが含まれます。1つはChecklistsパッケージで、チェックリスト要素が含まれます。もう1つはProcessパッケージで、アクション要素が含まれます。

 

 

必要に応じて、取り込んだ内容を編集し、不要なアクションやチェックリストの項目を削除してください。なお、操作ガイダンスの選択時に、左側一覧の上部にあるメニューボタン()からは、表示される内容を絞り込むことができます。