Linuxでのデバッガの設定

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Linuxでのデバッガの設定

動作解析の設定 (Linux)

動作解析の設定のデバッグのページで、以下のように設定します。ここで明記していない項目の設定は不要です。

 

項目

説明

デバッガ

Monoを選択します。

既定のディレクトリ

対象のアプリケーションが配置されているパスを、Linuxの形式でフルパスで指定します。

Connection

  • port: デバッグ通信するポートを指定します。
  • host: Monoが動作するマシン名あるいはIPアドレスを指定します。
  • localpath: ソースコードのパスを指定します。
  • remotepath: リモートマシンでのソースコードのパスを指定します。Unix 形式で指定します。Linux でプログラムをビルドするために使用されるソースファイルのパスです。
    これらのパスはデバッグイベント中に返され、Enterprise Architect がブレークポイントまたはステップ中にソースファイルを表示できるように、ローカルパスにマップされます。localpathもremotepathのパラメータも同じ物理的なソースファイルのルートを指定しますが、それぞれの設定では適切に Windows 形式または Unix 形式を使用する必要があります。
  • timeout: タイムアウト時間をミリ秒単位で指定します。
  • output: ログファイルの出力先を指定します。
  • logging:  trueを指定すると、出力サブウィンドウおよび上記のoutputのファイルに、追加の情報を出力します。
  • shutdown: デバッグ終了時にVMを停止するかどうかをtrueかfalseで指定します。

 

 

動作解析の設定を利用し、デバッガのサポートありでMonoを起動する

デバッグを実行するときに、Enterprise ArchitectからMonoを起動することもできます。この場合には、動作解析の設定のデバッグの開始ページを利用します。設定内容の例は以下の通りです。

 

cd path-to-program

/usr/bin/mono --debug --debugger-agent=transport=dt_socket,address=host:port,server=y,suspend=y program

 

ここで、 path-to-programはプログラムが配置されているディレクトリのパスを示します。

 

hostは次のいずれかとなります。

 

portはソケット通信をするポート番号です。

programは対象のアプリケーション名です。(例  MonoProgram.exe )

 

 

コマンドラインから、デバッガのサポートありでMonoを起動する

Monoを手動でコンソールから起動することもできます。コンソールから対象のファイルを指定します。実行内容の一例は次の通りです。

 

/usr/bin/mono --debug --debugger-agent=transport=dt_socket,address=host:port,server=y,suspend=y program

 

hostは次のいずれかとなります。

 

portはソケット通信をするポート番号です。

programは対象のアプリケーション名です。(例  MonoProgram.exe )